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号泣番長誕生

2006年08月16日

baby.jpg
*長男誕生の頃。ああぁぁぁあああ、とても幼いわ〜〜〜♪♪

夕飯の支度中、長男がいきなりうしろから
「あっちにいきます・こっちにいきます、っていう、
そういうアレをしたかったとよ!!」とナミダ目でにじり寄って
きました・・意味がわかりませんわよ・・太宰府のちょこっとです。こんにちは。


えー。

今日はお待ちかね(!?)長男の話です。
普段は癒し系脱力キャラ。
でも泣き出したら最悪。
強烈です。
長女とは2学年違い。現在4歳でございます。

彼は自分の顔をひっかきながら生まれてきました。
おでこのひっかき傷が画像(上の段)で確認できます・・
泣き声のボリュームも、長女の2倍はあったと思います。
そして、新生児室の横の部屋というのもありましたが
彼が泣き声だけはよく聞こえてきました・・
いやー、力強い赤ちゃんでしたよ〜〜。

たくましくて頼もしいね〜、と言っていたのですが。


生まれてすぐに受ける『先天性代謝異常検査』ってありますよね。
何事もなければ何の連絡も来ない仕組みになっているので
忘れている方もいらっしゃると思います。


この子には、連絡が来ました。


再検査の結果もおもわしくないということで、
大きな病院に検査通院することになりました。

大きな病院では
「今から母乳はお休みしてもらいます」
と言われました。
長男は『ガラクトース血症』という病気の疑いが。
糖質の代謝がうまくいかなくなるもので
母乳に含まれる乳糖の摂取をストップさせて
早期に特殊ミルクを飲ませるという治療が必要です。

特殊ミルクを飲ませる事で
血液検査の数値が通常になる子がほとんどだそうです。
約3ヶ月、単価の高い特殊ミルクでお腹を満たす長男。
小さい缶しか売ってないし、数もたくさん必要ということで
インターネットで少しだけ安くなるところを探し
在庫を切らさないようにこまめにまとめ買いしました。

幸い、数値は落ち着いて「もう大丈夫ですよ」と
太鼓判を押してもらえることができましたが
最後の検査の時のこと、忘れられません。

名前を呼ばれて、看護士さんが抱っこして診察室へ連れて行き
かかとから採血をしてすぐ戻ってくるのがお決まりだったのですが
あの時はなかなか戻ってきませんでした。
そしてずっと、長男の泣き声が聞こえてくる・・
大きくなってきて、採血しにくかったそうで
何度かやりなおしをしたようです。

しばらくしてやっと戻ってきた長男、泣きすぎて声が枯れてしまい
身体も真っ赤(泣いて力が入りすぎ)。採血した場所は
紫色になって腫れていました。目には涙の流れた後がくっきり。
「痛い思いをさせてごめんね、もう痛いのは終わりだからね」

あの3ヶ月はまさに「闇」でした。
自分を責める日々はその後もしばらく続きましたが
長女と長男、2人の成長に助けてもらいました。
・・と思います。

その後は「元気で何より」だったのですが、
起きている間はほとんど号泣です。
最初はベビーベッドでそのまま泣かせていれば
いつのまにか寝てくれたので気にはしていなかったけど
ある日、近所の人が心配そうに我が家を覗いているのを
見てしまった・・

この子が勝手に泣いてるだけよ〜〜〜〜
私は何もしてないわよ〜〜〜〜(焦)

買い物先でも、あまりの号泣に白い目を向けられることがあり
私のイライラは少しずつ増していきました。
誰かに買い物や遊びで誘われても、「この子が泣いたら・・」
と想像するだけで気が重くなり、あまり出かけたくないと思いました。
気の毒なのは長女。
私のこのイライラのおかげで、家の中で遊ぶことが多く
ガマンもいっぱいさせてしまいました。
人に話すと「うちの子だってそうよ〜」と言われました。
でも私は、人一倍この子たちに気の毒な思いをさせているのでは、
という気持ちが拭いきれませんでした。

私が穏やかではないから神経質な子にしてしまったのかな、とか
どうしてこんなに泣くんだろう、とか、そんなことばかり考えて
夜泣きの時期は私も負けないくらい泣いていたような・・(汗)

そして、3歳まで言葉が出なかった長男。
泣く事でアピールするしかなかったんですよね。
まあ、この号泣のおかげで、沢山の方に覚えてもらい
いろんな所で声をかけてもらうことができた、というのは
幸運だったのかもしれません・・って思いたい・・


言葉については、次回お話いたします。
次回、震えて待て!!

(太宰府ファミリーネット・はらっぱ ちょこっと)

投稿者 Kosodate : 2006年08月16日 06:44

コメント

大変でしたねえ。エライッ。みんな一人づつ苦労を乗り越えていること、苦労の最中の人に教えてあげたいね。次回待ってるよお

投稿者 恵美子 : 2006年08月22日 16:01



今のちょこっとさんのふんわり包み込んでくれる包容力は、闇を乗り越えてきたからなんですね…。
そうそう、友達はよく号泣する2人目のお子さんの時に警察を呼ばれました〜。

投稿者 ルンルン : 2006年08月27日 12:07



>恵美子さん
苦労の最中の人・・ずっしりと響く言葉です。私の場合、そんなに大した苦労ではないかもしれないけど、
ひとりひとりそれぞれにいろんな苦労がありますよね。
苦労がないならそれに越した事はないけど、どうしても訪れてしまうのが苦労。どうにかなりませんかねえ・・
ところでかなり余計な話ですが、プロ野球のある外野手の方の応援歌で「楽をしてもクロウ、クロウ、苦労してもクロウ、クロウ」
なんていうのがありました。いいフレーズなんだかどうなんだか。

投稿者 ちょこっと : 2006年08月29日 00:42



>ルンルンさん
け、警察ですか・・それはそれは・・お友達のお気持ち、お察しいたします。
私のお友達のオコサマは、「眠い」のことを「いたい」と言うらしく
「ママ、いたい〜、ママ、いたい〜」と泣き叫ぶそうです。
親って、切ないですね・・
包容力、あるんでしょうか・・妄想力には自信があるのですが(汗)
では、この勢いでありとあらゆる人を包容しちゃいます!!

投稿者 ちょこっと : 2006年08月29日 00:47



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