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我が家にぐりとぐらがやって来た!〜 第2話「あら〜!双子ちゃん、大変ね〜」 〜

2008年11月14日

公園で改めて、登山万佐子さん、5回の連載おつかれ様でした。(前回の原稿提出時は、まだ連載中だったんです。)不安に押しつぶされそうになりながらも、妹さんも、お兄ちゃんも、そして万佐子ママも、前へ前へ。
いちばん心に残ったのは、第3話にあった、「(娘の出産が)もしかしたら本当に進むべき方向へ向かうためのものだったのかもしれません」のフレーズです。
私は、専業主婦である今、社会との接点を失いそうな焦りがあります。(育児と仕事との関りについては、次回お話する予定です。)でも、我が家に双子がやってきたこと、今春母が亡くなったこと、父の介護にイライラする自分、全てに大きな意味があると信じています。登山さんのコラムを読んで、それは確信に変わりました。ありがとうございました。

今回は、双子ならではの苦労話を、授乳と外出にしぼってご紹介します。とはいっても、もちろん子育ては何人でも大変です。(過去のコラムには、twin×twin-mamaもいらっしゃるのですから!)新米ママのグチと思って読んでくださいね。

二人をベビーカーに乗せて歩くと、必ず声をかけられます。(ほとんどがおばちゃん!)抱っこ
「あら〜、双子ちゃん!大変ね〜、でも年子より楽よ」 
→私「そうですね・・・(苦笑 双子も大変なんだけど)」
「どっちがお兄ちゃん?」
→私「こっちが2分早くお兄ちゃんです」
「一卵性?二卵性?」
  →私「二卵性です」
「どれぐらいで生まれたの?」
→私「1998グラムと2018グラムです」
「自然にできたの?」
→「はい、家系みたいで」
と、だいたい質問のパターンは決まっていて、主人いわく、「全部書いて、ママの背中に貼って歩いたら?」と(笑)。


【授乳】
「おなかがすいた〜!」のダブル泣きは、精神的にダメージが大きいものです。(同時に泣き喚く二人を前に、この頃のだんな様の言葉・・・『この世でこわいもの。地震、雷、火事、双子!!』)一人をずっと泣かせながら、「待ってね、もう少しだから」と声をかけながら(自分に言い聞かせながら)もう一人に授乳するのは、かなり辛い一時。同時におなかがすいた双子の欲求を、同時に満たすために、双子ママが取る秘技が、“同時授乳”!

まず、ソファに座り、「さぁ、やるぞ!」と気合入れ。授乳クッションをお腹にはめて、左側から長男をよいっしょ!、右側から次男をこらっしょ!と、フットボールのように二人を抱え、おっぱいを飲ませます。首がすわり体がしっかりするまでは、抱えあげるのもこわごわ、体勢を整えるまでが一苦労でした。1歳をこえて大きくなってくると、けっこうな重さなので、抱きかかえるのに力が必要。
ただ、歩き出した頃には、私が横たわりTシャツをめくると、右から左からさーっと寄ってきて、「吸いつく」というより、「食いつく」サバンナ同時授乳と、形態を変えました(笑)。

(おむつ、おっぱい、ミルク)×2に追われた新生児の頃。育児書にあった、「赤ちゃんの目を見て、微笑んでゆったりとした気持ちで、話しかけながらおっぱいをあげましょう。」という文章を見て、「けっ、できるか!」(失礼^^;)あ〜、おっぱいが2つあってよかった〜、と実感した母乳育児でした。

【外出】
我が家は、マンションの5階にあります。どうやって安全にふたりを車まで移動させるか、自分で歩けるようになるまでは、これが大きな難題でした。

1)荷物の準備 二人分のおむつ、ミルク、哺乳瓶、ポット(60℃に冷ましたお白湯)、着替え、おやつ等。  これだけで一抱え!
2)ふたりの機嫌を見つつ、自分も身支度をし、家を出るタイミングを計る。
3)玄関のドアを開け、二人乗り横型ベビーカーをセッティング。一人をおりの中、いやベビーゲートの中に残し、一人を抱っこしてベビーカーへ。
4)玄関のドアを開けたまま、残された一人を猛ダッシュで連れに。
5)エレベーターの幅はぎりぎり。おたおたしてると、母は時間切れでドアに挟まれそうになる。
6)マンションのエントランスから駐車場までは階段。幸いにも車は見えるところにある。ベビーカーのロックをしっかり確認。一人を抱っこして車まで小走り、チャイルドシートに装着。その間、ベビーカーからは目を離さない。
7)急いで戻り、残った一人を同じように車まで連れて行く。
8)ベビーカーを取りに戻り、よたよたしながら階段を下ろす。
9)ベビーカーを車に積み、出発!母はもうすでにグッタリ・・・。

ここまでの工程の長いこと!


双子育児というと、どうしても大変な側面がクローズアップされがちです。確かに、双子育児に苦労はつきものだし、楽しいことよりも、辛いことのほうが多いかもしれません。
でも、「あら〜、双子ちゃん!大変ね〜」のあと、「お母さん、頑張ってね」と、通りがかりのおばちゃんの励ましに元気をもらったり、子どもたちの寝顔に幸せを感じたり、
子どもたちが1歳8ヶ月になった今、最近では「大変ね〜」と言われても、「大変です。でも大丈夫です」と、そして心の中で「幸せです」と、言えるようになりました。

ショッピングモールなんかで、まだ小さな双子ちゃんを連れたママを見ると、「うちも双子なんですぅ♪」と、ついつい話しかけてしまう私。実は、前述のおばちゃん並にうざいかも!(笑)

(桜子)

投稿者 Kosodate : 2008年11月14日 10:39

コメント

私のコラムで確信をもってくださったなんて・・・。嬉しいです。双子ちゃん、可愛いですね。私たちの仲間にも双子ちゃんが何組がいますよ。ママに目くじら立てられながら走り回っている男の子双子。ずりばいで動き回る女の子双子。リハビリと子育てててんてこ舞いの双子ちゃんのママ。順番に風邪をひき、最後はママでしめくくり、まるで引きこもり状態になってしまっている双子ちゃん家庭。いろいろです。
でも、きっとこんなこともあったんだよねって笑える日がくるよって言いながらみんなで前へ進んでます。

泣き笑いしながら、みんなで楽しく子育てしていきましょうね。

投稿者 登山 : 2008年11月26日 12:13



追伸・・・
我が家のパパも男児・二卵生双生児ですよ。

投稿者 登山 : 2008年11月26日 12:15



桜子さん、はじめまして、こんにちは^^

コラム楽しく、感慨深く読ませていただきました。
途中私の名前が出てきたときは、ちょっと赤面テレテレ(///▽///)
声をかけられるせりふって時期や年代、男女が変わっても同じですね〜〜。
聞かれたら配れるようにビラを用意しておこうかっなんて話していたのを思い出します。
でもいまだに言われますよ(笑)
上は11歳、最近やっと自分で爪を切るようになりましたが、それまでは80本の爪・・・でした(-_-;A

1歳8ヶ月、地獄から脱出したばかり、でもこれからも茨の道もあるでしょう。
春の陽だまりのようにポッカポカの道もありますよ。
どんな道も楽しく幸せをかみ締めながら通ってくださいね。
ステキなコラムを届けてくださってありがとうございました(*^_^*)
桜子さんのご家族に今以上の幸せがたくさん降ってきますように・・・

投稿者 twinxtwin-mama : 2008年12月03日 17:11



こんにちわ
楽しくコラムを読ませていただきました。

実は、双子を持っていないのに、『双子の集い』を開催しています。

はじめは、双子って可愛いよね〜
   のノリ・・・・

保育士時代に双子のお子様がいるクラスの担任をしていた私は、『生むなら双子!!』と思っていました。
今考えると、偏食にてこずって大変なことになっていましたね〜ウフフ・・・・・(涙)

ですので、桜子さんの苦労話を読ませていただいて、『はぁ・・・・大変・・・・でも・・・・楽しそう・・・・いやいや・・・・やっぱり・・・・大変??』

と想いをはせておりました・・・・

外出・授乳・・・・・どれをとっても大変そう
  でも桜子さんのコメントをよませて頂いて、きっと双子をお持ちのお母さん・お父さんは力強いことだと思いました。

影ながら応援いたします。フレ〜フレ〜♪

投稿者 ちょこカエル : 2009年02月18日 12:01



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