3.「子どもの運動時間を増やすために親子で楽しくできる運動方法!」

令和5年度3月7日

 子どもが1日に必要な運動時間は、どれぐらいかご存知でしょうか?学校体育の時間を除き1日60分、1週間で420分必要とされています。令和3年度の小学生の1日の運動時間の平均は、なんと47.8分でした。子どもロコモ(老朽化)の始まりは、年々身体を動かす時間が減少していることであり、現状はさらに深刻化しています。これからは、意図的に運動する時間を確保し身体を動かす事も、子どもの老朽化を防ぐために必要となってくるでしょう。

 そこで、親子で楽しく運動するためのコツがあります。親子で楽しく運動する方法は『一緒に運動をしよう!』と誘う事です。漠然としていますが、楽しく運動するためにはとても大切になります。ここで、気を付けなければならないのは、子どもから聞かれた事以外のスポーツは教えない事です。なわとびの跳び方やボールの投げ方など、一方的に親から子へ教えてしまうと子どもは反発し、親子間で言い合いになり揉めてしまう事もあります。そうなると子どもに「親と運動をすると楽しくない」という印象を与えてしまいます。

 親子で楽しく運動するために、一緒に散歩がてら歩いたり、ジョギングをしたりするのも良いでしょう。また最近ではジムに行く人も増えているので、公園の遊具などがある健康エリアで一緒にトレーニングするのも良いでしょう。

 親子で運動を楽しく行うには、同じ立場に立って体を動かすという事が大切です。分かりやすいのは、親子でボーリングやバトミントンをしている時ではないでしょうか。子どもは親と一緒に運動する事で楽しく体を動かす事ができるので、是非試してみてください。

 次回が最終回となります。総まとめとして、これからの子ども達が、運動を通してどのように健康と向き合っていくか、また、子どもロコモの防止が今後の成長にどのように影響していくかについてお伝えします。

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