子育ては、初めから完ぺきでなくてもOK

平成17年10月1日

ストレスをためないで
 今年3歳になった娘を出産した直後、ベットの上で「ご対面」と両腕に抱いた時の感動と充実感は、今も鮮やかに思い出されます。ところが、いざ子育てを始めてみると、その幸福感よりも子育てブルーに悩み、母親失格と自分を責める日が続きました。でも、よいママしようと無理をせず、肩の力を抜き、ストレスがたまりそうな時は、それを吹きとばすのに子育て仲間に話して苦労を認め合ったり、少しの時間、外に出たり、気分転換を心がけました。子育ては、ママの「心の元気」がいちばんですよ。

間もなく終る不安な時
 生まれてすぐの赤ちゃんは「泣くこと」が仕事です。泣き声の中で、オムツ替え、授乳など、赤ちゃんの世話に明け暮れていると、この生活が永遠に続くのではないかと不安になりますが、この期間は間もなく終り、「あの時は何故あんなに悩んだのだろう」と思うものですよ。人生80年時代の僅かな限定期間とゆったり構えたいですね。

泣き声は自己主張
 赤ちゃんが泣くと、ママはすぐそばに行ってあやしたり、抱っこしたり、オムツを取り替えたり、おっぱいを与えてくれる。そのくり返しの中で要求を満たしてくれるママに対して、絶対の信頼感が育ちます。「抱っこして!」の甘え泣きにも応えてあげることで心が安定し、愛されているという自信を得ることは、この時期とても重要なのです。
最近抱かれるのを嫌がる赤ちゃんが増えたことを保育現場で案じていますが、肌のふれあいを大切にしたいですね。

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