ふくおか子育てパーク

« 男子、厨房に入ってください | メイン | 『ちいさいひとと、手しごとを楽しむ暮らし』衣替えコースターをつくろう »

春みっけ!生活レシピ

2006年02月28日

ふきのとう先日、犬の散歩をしていたら、近くの家の庭で「ふきのとう」を見つけました。
ふきのとうや、つくしを見ると、春だなぁ〜と思います。

我が家では、毎年この「ふきのとう」で作る蕗味噌を楽しみにしていて、そろそろ蕗味噌が食べたいなぁと思ったその日、たまたまスーパーでふきのとうを見つけたので、スーパーでも手に入るのなら・・・と、今回のレシピはおやつではなく、林家の蕗味噌を紹介することにしますね!


◆蕗味噌の作り方◆
ふきのとう(親指大)15個は、みじん切りにし、少々の油でさっと炒める。そこへ味噌300〜400グラムを入れ、砂糖とみりんを好みの量入れながら、砂糖がとけるまで弱火で練る。ジャムの空き瓶などを熱湯消毒し、出来たての蕗味噌を詰める。
温かいごはんにのせたり、おにぎり、お茶漬けなどにも。ほろほろと苦く、春の香りいっぱいの蕗味噌の出来上がり。

小さい頃、父とよく親戚の田んぼに行っては、芹やらヨモギを摘んでいました。
その影響でしょうか。いまでも春になると、子供達と近くの市民の森へ行き、野いちご摘みをします。
子供達も、そういうのって、すごく喜ぶんですよ!こんなの、ウチの子供だけかと思ったんですが、子供の友達を連れて行ったりすると「こんなトコ初めて!楽しい!また来た〜い」と、必ずどの子も言うのです。

なので、よく夏には川で魚やエビ捕り(ちなみにエビは2匹、AさんBさんという名をつけ、しばらく飼います)をし、夜は星を見に出かけ、秋にはスケッチブックとクレヨン、のりとテープとハサミを持って、市民の森へ。落ち葉や木の実も使って、お絵かきタイム。冬は寒いけれど、雪が降れば雪遊び。秋に採っておいたツタや木の実でリース作りなど。自然との遊びはいっぱい!そして、いつも最後は、笑顔と、また来ようね!の言葉。

ついつい忘れがちになりますが、そんな遊びを子供達は求めているような、気がします。

minaぱん教室   ぱんDE水族館

そんな私が主催しているパン教室も、子供と一緒。
ほうれん草のパンは、ウィンナーを入れて、魚の形に。トマトのパンは、チーズを入れて、タコの形。メロンパンは、もちろんカメ!カメロンパン!
真っ白な紙に、海の中の絵を自由に書いてもらい、そして、そこに自分で作った魚、タコ、カメパンを並べて、「ほ〜ら!泳いでるよ!」
そんな調子で、やっています。私が作る見本の通りに作る子、自分の世界で自由に作る子。そして、子供のように真剣に、魚やタコを作る大人。それぞれとっても個性的で、また、そこでの大人と子供の会話も楽しく、大人だけのパン教室では、なかなか味わえない喜びがあります。

そんなささやかな喜びですが、一つの事を続けてきたことにより、人と人のつながりも増え、ドナドナだった私は、人生においても、今、さくら色の春を感じています。でもね、知っていますか?さくらがさくら色なのは、春だけじゃないって事。寒い冬にも、その茶色くて、ゴワゴワした樹皮の下で、春に桜色の花を咲かせる為に、さくら色をためてるって事を。

最近、食育食育とよく聞くけれど、食べることは毎日の当たり前のこと。そして、親から子へと受け継がれる物なんだ。という事を、私は結婚して身をもって感じ、私も父から教わった多くの遊びを、母から教わった多くの思いやりを、娘達に、紙の上ではない、生活のレシピとして伝えられれば。と、思います。

娘達にも、みなさんにも、さくら色の春が来ますように!

これで、私のコラムは、おしまい。たくさんのコメント嬉しかったです。ありがとうございました。

名残惜しいですが、個人ブログ(ドタバタ私生活ですが・・・)をやっていますので、続きはまた、ココで。
http://blog.livedoor.jp/mina4845/

(minaぱん工房 林美奈子)

投稿者 Kosodate : 2006年02月28日 06:51

〜皆さんで気持ちよくご覧いただく為に〜

・他人のプライバシーまたは、名誉を侵害するコメントやトラックバックはご遠慮ください。
・他人を誹謗・中傷し、又は差別するものや、固有名称を出してのコメントやトラックバックは差し控えてください。
・政治・宗教・営利目的でのご利用はご遠慮ください。

以上の他に当センターが不適切と判断したコメント、トラックバックを削除させていただく事があります。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kosodate.pref.fukuoka.jp/mt/mt-tb.cgi/45

コメント

わたしも母が野の草摘みが大好きで、春になると連れていかれましたが、その頃はあの独特の匂いが嫌いで・・・なにしろ野菜嫌いで胡瓜は完全に皮を剥かないと食べられませんでした・・・今は蓬は天麩羅にします。野蒜も辛子味噌漬けて・・・美味しい。子ども向きではないからとか最初から遠ざけずに、経験させることが大事ですね。そこの土地の育ったものを美味しく戴く技を、親は子どもに伝える義務があり、子どもはその権利を行使すべきなのです!反対かな?
鯛味噌はその美味に惹かれて、小骨とりの苦労もなんのその作りますが、もっとかんたんにできる方法があるのでしょうか、教えてくださいね。
で、蕗味噌未経験です。蕗の薹の真ん中に切れ目いれてそこに味噌を挟んでの天麩羅は良くします。味噌がやっぱり合うのね。
日記広場でのパンの水族館は楽しみです。よろしくお願い致します。この日には2月始めに撒いた葉大根がおひたしで食べられそうです。チキンスープを用意します。自由参加で誰でもどうぞと声をかけましょうか。狭いけれど何とかなるでしょう。用意するものなど仰ってください。ガスオーブンは32?角二枚が使えます。ああ、嬉しいなあ。

投稿者 @もも : 2006年03月02日 01:11



@ももさま
へぇ〜っ野菜嫌いだったんですか?ヨモギの天ぷら、したことないです。ウチの母はいつも、喘息だった兄の為のお茶にするか、ヨモギだんごにしてました。大人になってからは、長女が重度のアトピーを抱えていた為、お風呂にも入れたりもました。ノビルのからし味噌漬けも食べたことありません。ぬたにすることが多かったかな。酢味噌でした。それぞれの家庭の食べ方が、ありますよね!
そういうのは、伝えていかなきゃ、もったいないですよね。
鯛味噌作りは、やはり魚の骨の仕組みを押さえておくのが、近道のようです。バラバラにしてしまうと、もう大変!お手上げです。
蕗味噌は、天ぷらよりも長く楽しめるので、保存食にも良いですよ。梅干を好きな子供がいるように、この蕗味噌、姫2、3も大好きで、よく食べるんですよ。
パンの会、人数ではなく、オーブンと時間とのバランスで見積もりを出しておきますね!楽しみです!

投稿者 mina : 2006年03月02日 10:27



先週、うちの息子も学校の帰り道「つくし」をみつけてきました!「そうか、もうそんな時期かぁ」忙しさにかまけて、季節を感じていないのは私の方でした・・・。週末、我が家のだけの秘密「つくし畑?」に行って、50本くらいのつくしを採集。ワンパターンですが、「つくしの卵とじ」をして美味しく頂きました!実は、「ふきのとう」はほとんど見つけたことがないんですよ。恥ずかしながら質問があります。どんなところに生えていますか?

投稿者 つくし : 2006年03月05日 23:17



つくしさま
秘密のつくし畑(^○^)なんかワクワクしますね!卵とじ美味しそう〜春って、良いですよね。いろいろ美味しくって(笑)
ふきのとうは、里蕗?なので、なかなか山などでは探しにくいですが、あるていど人の手が入っている市民の森では見つけることが出来ます。が、意外と近所のお庭などでよく見かけるので、すこし分けていただいたりして、(もちろん蕗味噌のお返しは後で持っていきます)ご近所とのコミュニケーションに役立っております。
蕗味噌おいしいです。ぜひ探してみてくださいね。

投稿者 mina : 2006年03月07日 10:22



コメントしてください




保存しますか?


Copyright© 2005 Fukuoka Prefecture. All Right Reserved.