ふくおか子育てパーク

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男子、厨房に入ってください

2006年02月17日

切実に、思います。

実は私、先日胃腸風邪にかかってしましい、5日程寝込んでしましました。
ウチのだんな様は、料理という物をした事がなく、私が寝込むと、そりゃ大変なことになるんです。

だんな様が寝込むと与えられる物。温かいお粥や おうどん。白湯と共にお薬までもがお盆にのっかって、ベッドまで運ばれます。大丈夫?という、温かい言葉も添えられて。

私が寝込むと与えられる物。袋のままの、ぶどうパン。それに冷たい牛乳。

・・・・・・・・・ありえん。

まったく、胃腸風邪ですよ!もう、お腹ゴロゴロピー(食事中の方、失礼いたしました。)なのに!
あまりの仕打ち(本人は思いやっているつもり)に見かねた次女が、お粥を作ってくれ、なんとか温かい食事にありつけました。次女よ、あなたはなんていい子なんだ!

そういえば、ウチのだんな様を見ていて、人間としての感情とか薄いなぁって、思う事が多いのですが、どうも実家での子供の頃からの食生活が原因では?と思う節があります。
それは、「手作りのものを食べたことがない」という生活。義母は、旦那(義父)の横暴な態度を避けるかの如く、外に働きに行き、働く事自体は私も尊敬するのですが、食事は出来合いの惣菜ばかりだったようで、ウチのだんな様は、カレーに至るまで、どこぞの何々ホテルのカレー(缶とかに入ってる、レトルトもの)が食べたいと言い、食べたいと言った直後にそれが出てこないと機嫌を損ねたり。子供より性質が悪いのなんのって。人を魔法使いか召使かと勘違いしているようです。

やっぱり、料亭でないと難しいものはさておき、簡単なものくらいは家で一緒に作って、美味しいねって言いながら食べたいな。と、思いますよね!

なので、今回はトリノオリンピックも開催されている事ですし、

「家族DEオリンピッツア」  なんて、どうでしょうか・・・・しーん。
                         (だって、トリノってイタリアじゃんっ)
pizza!

<ピザ台の材料> 22センチのもの2枚分
強力粉・・・200g  塩・・・小さじ1/2  砂糖・・・小さじ1  イースト・・・小さじ1  オリーブ油又はサラダ油・・・小さじ1  水・・・130cc

<作り方>
?材料を、すべて混ぜ、家族で交代しながら8〜10分くらいこねます。(ココで前回のコネ作業が役に立つか?ちびっこもお父さんもがんばって!)
?なめらかにこねあがったら、丸めてボウルに戻し、霧をふいてからラップをかけ、30分くらい発酵させます。
?2倍くらいに膨らんだら、包丁で半分に切り、台にオーブンシートをしき、その上で生地をうすく丸く延ばします。(この時、生地をこねないでくださいね。)
?延ばした生地に、フォークを使って穴をあけます。
?好みのソースやトッピングをして、250度のオーブンで15分ほど焼いて、出来上がり。

◆発酵ってどうするの?難しそう〜。と、よく聞かれますが、要は、30℃〜40℃の温かい環境で、放っておけばいいんです。例えば、コタツに入れちゃうのでもいいし、お鍋にお風呂の温度の湯をはり、湯煎の要領で、生地の入ったボウルを乗せてもいいのです。 ねっ!簡単でしょ?

◆ソースですが、ウチではニンニクのみじん切りと玉ねぎのみじん切りを、サラダ油で炒め、生のトマト(冷蔵庫で柔らかくなってしまったのでも良いです)をザク切りしたものとケチャップを少し、最後に乾燥バジルをたっぷり入れて、煮込んだものや、簡単にツナマヨや、昨日のカレーの残りなんかも、好評ですし、和風ピザなら、マヨネーズに醤油を混ぜてピザ台に塗り、おかか、小さく切ったモチ、きざみ海苔、ネギ、チーズをトッピングするのもイケます。最近のヒットは、キムチを刻んでピザ台にのせ、出来合いのシュウマイや餃子を乗せ、ネギとチーズをトッピングしたものでした。なので、ソースやらトッピングは、各家庭で、いろいろ試して遊んでください。

◆オーブンが無ければ、フライパンやホットプレートでも焼けます。ひっくり返す事が出来ないので、必ずふたを用意してね。弱火でじっくり焼くと、下がカリカリ、上はふんわり。とてもおいしいですよ。

◆写真のピザは、私の代わりにウチの次女(10歳)が作ったものです。小さな子でも簡単に作れるので、気軽にチャレンジしてみて!

オリンピック、なかなか日本は不調のようですが、まだまだ!
家族でピザ作って、みんなで食べながらオリンピックを見て、応援!なんて、素敵。

(林美奈子 minaぱん工房主宰)

投稿者 Kosodate : 2006年02月17日 17:20

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コメント

このコラムを見て「そうか、そうなんだ!働いていてもちゃんと食で愛情を示さなければ!」と急に思い立ち、中3の息子に「おやつ作って欲しい?」と聞くと「作ってみぃ〜(語尾上がる)。」となんともお横柄な言葉を発しながらも顔が嬉しそう(思春期の全く素直じゃない時期なもんで)。技術のない私はテーブルの上にあったバナナとホットケーキミックスで手抜きのおやつを作ってやりました。それでも焼きたてのバナナマフィン風おやつは息子を充分喜ばせたみたい。「うめぇ〜。」という言葉だけでこっちまで幸せになりますね。きっかけをくれた林さんに感謝です!!

投稿者 kino : 2006年02月17日 20:03



kinoさま
そうそう!たまに。でも、簡単に。でもいいんです。息子さんの嬉しそうな顔と「うめぇ〜」が、大事ですよね。それを自分の幸せと思えるお母さんに育てられた息子さんは、暖かい大人になるのでしょうね。楽しみですね!
バナナマフィン、作ってみようかな。

投稿者 mina : 2006年02月18日 00:15



うちは家族全員ピザが好き!休日の朝などにピザを取り囲み「よ〜いドン」で食べ始めます。ホットプレートでつくるのはしたことなかった。またやってみます。ピザは、一人で食べるよりも出来立てをみんなで囲みながら(顔を見ながら)食べるところが気に入っています。ハハ

投稿者 小春日和 : 2006年02月19日 06:21



小春日和さま
おぉ!日曜の朝からピザなんて、すごい。ホットプレートで焼くのは、以前パン教室をした時に、オーブンが無いのだけれど・・・という方が結構いらしたので、色々試してみたのです。オーブンより柔らかな出来でした。(上に焦げ目はつきません)
顔を見ながら食事。素敵。へへ

投稿者 mina : 2006年02月19日 17:30



男子、厨房に入ってください。そうですよねぇ〜私も思います。そして、思い出しましたっ。
あれは4年前「結婚する前までにおかゆと味噌汁は作れるようになっていて!」と旦那に注文をつけたことがあります。「?」の旦那の顔に「私がもし風邪で寝込んだとき食事を作らない旦那なんて考えられない。それとも寝込んでいる私を起こして食事を作れと言うの?」と鬼嫁ばりに言っていました。当時一人暮らしをしていた旦那はその日からせっせと練習を重ねましたとさ。めでたし、めでたし。
今となっていい(?)思い出です。アハッ
それにしても、手作りっていいですよね。(手作りが「手料理」と言い方を変えただけでかなり豪華にかつ色気のあるものになったと思いませんか?)
手間暇=愛情たっぷりって感じでいいですよね。
先日ギョウザを作ったのですが、あんを包む作業を旦那も私もしたくてしたくて、取り合いになりました。出来はまあまあだったのですが、私の方が・・俺の方が・・形がいい!おいしい!(あんの味は同じです)などと盛り上がって食事をすることができました。手作りの物を食べるのも幸せを感じますが、その過程を楽しむことができたらもっといいですよね。
我が家もピザが大好きなので作ってみよっと!!

投稿者 かよちゃん : 2006年02月19日 22:54



自分の誕生日に体を壊し、宅配ピザを頼んだバカ者です。minaさんの夫と同じよう(ごめんなさい)に、我が家の子どもたちは母の手料理よりも一度も口にしたことがない「憧れの宅配ピザ」に浮かれて踊る始末。しかし、届いたピザが冷えてしまい、ボソボソとみんなで食べながら「こんなものか…」とテンションが下がっていくさまを見ながら、たとえ不味くても?熱いものをみんなで食べる方が美味しい!という結論に達しました。冷えたピザも、ホットプレートにのせて暖めて食べたら美味しかったのかな??今度、精神的にも時間的にも余裕のある週末に、子どもたちと挑戦してみます。いつも、美味しそうで楽しいレシピありがとうございます。
ちなみに、私が風邪で寝込んだ時は、夫は新聞を見ながら余裕をかましていたので「ご飯はどうするの?」と尋ねたら、「僕は我慢すればいいから」とひと言。「あなたは我慢しても子どもたちのご飯はどうするのーーーっ!!」と怒ったら、慌てて買い出しに出かけました。ちなみに、その夜の献立は病人を全く無視した「焼き餃子と煮込みラーメン」でした。(食べられるわけがないでしょ!!)

投稿者 塩豆大福 : 2006年02月20日 09:21



かよちゃんさま
あなたはエライ!すばらしいわっっ。そして、努力されたご主人も。
ウチはね、そのへんの、こいつの為なら努力してやろう!とかいう思いやりにも、欠けているようで、本当に本当に、家事なんて。と、言う感じなのですよ。出来なくても、困らない、一緒に食べなくったって、死にゃぁせん。・・・んな感じ。
確かにネ、死にはしませんよ。
でもね、それじゃぁ、心が死んでしまうよね。

友人から、言われました。義母の代わりに、だんな育てを、私がやり直ししてあげなければ。と。三倍かかるらしいとの事。アタシより14上だから、結婚当時33歳。三倍で、99年。・・ムリ。
・・・・ダンナご臨終のとき、普通の人間になる事が出来るのか、私の腕にかかっているらしい。

投稿者 mina : 2006年02月23日 10:11



塩豆大福さま
なにが、どこがバカ者ですかー。宅配ピザに憧れるなんて、いつもお母さんが手料理がんばってるって事じゃないですか!そして、冷えた物よりみんなで暖かい物を。ということに、気付くってのが、素晴らしい。
そうよね。出来合いでもさ、温かくして、みんなの顔みて楽しく食べたら、いくらでもカバーできますよね。
私だって、いつも手の込んだ物ばかりじゃないですもん。

手をかけることに、躍起になって疲れてしまっては、本末転倒。だしね。

しかし、煮込みラーメンに焼き餃子とは・・・

お互いダンナ育て、がんばろうねぇぇぇぇぇ(泣)

投稿者 mina : 2006年02月23日 10:28



自分も共稼ぎの両親に育てられた男子でありますが、minaサンの旦那様とは逆なんですよね。
「厨房に入ってきて邪魔」と言われています(笑)
子供の頃から、家に誰もいないし、お腹は空いているし、おやつは足りないし・・・。
小さい頃から、自然と自分で作って食べるようになっていました。
家にある材料を見ながら、今思うと不味くて食えないような物から、本を見ながらお菓子等を作っていました。
そのせいか、妻が作った料理が足りないときには厨房に入って好きな物を作って食べます。
それがちょっと妻には不満があるようですが、食べ物に対するこだわりは結構強くて、人任せには出来ません^0^

投稿者 まるちゃん : 2006年03月15日 10:12



まるちゃんさま。
ありゃりゃ・・・見逃していました。ごめんなさい。
こんなに遅くなったので、見ていただけるかどうか・・・

まるちゃんさまの親御さんは、素晴らしいですね!
そうなんですよ。与えなけりゃ、自分で何とかするものを、九州男児がなんとやら・・・で、家事は女のすること!という環境だった為、義母は買い食い生活に走ったようです。なのでダンナは添加物中毒間違いなし!なのです。

おうちで邪魔にされるのなら、たまにはウチの旦那様と取り替えましょう・・と、奥様にお伝えくださいまし♪

投稿者 mina : 2006年05月03日 10:50



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