ふくおか子育てパーク

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三男の話 ―性別―

2006年09月03日

はじめまして。
私、ママヨと申します。
「ええい!なすがままよ!!」のママヨです。
2006年9月の1ヶ月間、どうぞお付き合い下さいませ。

そうですねー、いろいろ考えたのですが、うちの三男のことをお話ししましょうか。
そりゃあもう、三男というからには、当然、うちには長男がいます、二男がいます。
うちには男の子が3人いるのです・・・・が、おっと、忘れるところでした。
そのうえに、超長男がもう一人いました。
というわけで、総勢4人の男どもが、我が家を牛耳っております。
<えっ!? 牛耳ってるのはあなたでしょう・・・(汗)>

まあ、別に取り立てて驚く話ではありません。
周りを見渡せば、男の子だけのご家庭はたくさんございますからね。
だけど、なんでしょうねぇ、まあ、私はよく、こう言われます。
<そうそう、わたしも経験あります・・・>

「男の子3人!?」
「大変ねー!」
「女の子が一人いればねー」
「もう一人、がんばったら!?」

初対面の方は大体、そうおっしゃいますね。
そうおっしゃる皆さん、どちらかといえば、鬼の首を取ったような・・・といっては
おおげさでしょうが、でもまあ、それに近い表情をなさってますよね。
やっぱり、女の子がいないとマズイんでしょうか!?
これもひと昔、いや、ふた昔、いやいや、十昔くらい前だったら、
「あっぱれ!!」と賞賛されていたはずなのに、ねぇ・・・。
<秀吉や家康の時代であればね・・・>

とはいえ、今でこそ「男の子3人もおもしろいですよぉ」と、ニコやかに言える私ですが、
3人目を懐妊して6ヶ月目、産婦人科で性別を「告知」されたときのことは、
やっぱり今でも忘れられません・・・。
<「通告」だったような気も・・・(笑)>

あの日、「男の子だな」という医師のひと言を、
わざわざ仕事の合間を縫って同席した夫(なんと、3回目にして!)と
一緒に聞きました。
その時の私の心境・・・、うーん、それはまさに、“笑うしかない”っていう状態・・・。

「・・・・・・フフフ・・フハ・・・・・ハハ・・・ハハハハハ・・・」

息子にはホントに悪いけど、その時、正直言って、私はただ笑うしかなかった!!
医院を出て車に乗っても私は、「ハハ・・・ハハハ・・・」と笑っていましたが、
ついに自分でも予期せぬ事態が!!
なんと涙が、涙までもが、ジワ〜〜〜〜ッと出てきてしまったのです!
私はその時はじめて、自分が女の子を期待していたことを自覚しました☆
その横で夫も、“慰めのことばもございません”という感じ・・・(お互いに・・・)

<いまでもございません・・・>

今思うと、たぶん、産んだことのない女の子を産んでみたいという、
ないものねだり的願望もあったとは思うのですが、
やっぱり、あれですよね、
大きな男の子が3人も、いや、4人も!
狭い我が家をうろついている状況を想像してしまうと、ついつい・・・。
未知の世界に対する恐怖を感じてしまった、というのも事実でしょうねぇ。

子どもの性別・・・
そうですねぇ、世間じゃ「ジェンダーフリー」などといわれてますけど、
子どもが生まれる度に、周りの色々な都合で
「男がいい、女がいい」と騒いでしまう、この状況。
騒いでどうなるわけでもない、結局は事実を受け入れることになるんですけどね。
まあ、喜び半分、いや、皆さん、喜びがほとんどなんですけど、
子どもを交えた新しい生活に対する構えみたいなものが、
そんな騒ぎ(胸騒ぎ?)を起こさせてしまうんでしょうかねぇ。
<なるほど!あり得るね・・・>

さて、話は変わりますが、私の出産法は、“Caesarean section”。
3人とも、この方法で産みました。
え?ご存じない?
あら、かの有名なローマの皇帝も、この方法で生まれたらしいんですのよ!
このたびは秋篠宮妃紀子さまも、この方法でご出産の予定とお聞きしてます。

そうそう、日本語で言えば“帝王切開”でしたね。
それです。
私、3回お腹を切って産みました。
だから、「もう一人がんばったら?」と言われても、
ちょっとむずかしいんですよねぇ。
それに、2番目を産んだのが35歳、
3番目は38歳の時に産んだんですよ。
いわゆる「高齢出産」ということで、
超音波検査を1回ずつサービスしてもらいましたけど。
もう一人がんばりたいのはヤマヤマなんですが、
そんなワケで、今のところ、我が家に「もう一人」は、あり得な〜い!!
ということになっております。
<経済的にも「あり得な〜い」のよ、○○大臣!>

さてさて、話が長くなってきましたが、
予定日より2週間早く、2300gちょいで生まれてきた第三子は、
ま・ち・が・い・な・く、「男の子」でした。
<×××はでかかった!・・・これは失敬・・・>

まあ、こんなにちっちゃく生まれてくるなんてことも想像していなかったので、
生まれてきたときは、男だ女だなんてことより、
とにかく、1gでも2gでも大きくなって〜!ということしかなかったです。
ほんとにねぇ、手のひらに乗るくらいの赤ちゃんという印象でした。
2500gになるまで保育器に入っていたので、
胸にダッコできたのは生後10日目でした。
<保育器の中ってどんな感じなんだろう?なぞを秘めた小宇宙・・・!?>

それでも、日に日に大きくなってくれて、
上の子から4年近くあいて、なかなか出ないオッパイを、
あきらめもせず一生懸命吸ってくれるし、
このワガママな母の願いを、ほんの少し聞いてくれたのか、
目を細く、ほそぉーーーく、細めて見れば、
なんと、女の子に見えなくもない赤ちゃん!
だったので、会う人から「かわいいねー、女の子?」と尋ねられると、
思わずポワ〜ン(*^_^*)と嬉しくなってしまった私なのでした。
<それは社交辞令だっつーの!>

・・・しかし、月日は流れ・・・
人からのそんなお声かけも、いつの間にやら聞かれなくなってしまい・・・
三男は、やっぱり、まぎれもない「男の子」へと変貌していったのでした。
<確かに臭いを伴う「野郎」と化してきているな・・・>
                                     (つづく)
【なすがママヨ】+<超長男>

投稿者 Kosodate : 2006年09月03日 12:54

コメント

ををを〜我が家の事か?と思いました。
我が家も3人息子に超長男がおります・・性別聞いたときの気持ち痛いほどわかります。「育ててみたかった」まさにその通りです。親戚からは「3人目も男か〜四人目がんばれ〜」と妊娠八ヶ月で言われて目眩がしました・・・
うちは三男を産んで10分後に「さて、問題です。お兄ちゃんたちより何グラム多いでしょ〜」と言われ「え・・っと500グラムくらい?」「あたり〜」とのやりとり。もうその時から「どうにでも料理して」感が漂っておりました。
可愛いお嫁ちゃんもらって!と言う私に「結婚しない!一人暮らしする!」←?と言う長男・・ノーコメントの次男・「お母さんがいい〜」と言ってくれる三男将来が楽しみです。3人息子の子育て奮闘記!これからもコラム楽しみにしてます〜

投稿者 さるまま : 2006年09月03日 19:49



さるままさん、早速コメントいただき、ありがとうございます!
勝手ながら「同士」と呼ばせていただきたい・・・ただただ手を握り合いたい・・・言葉に言い表し尽くせないものを感じます。
そう、私たちの闘い(?)は妊娠中から始まっていたのですよね。まだ生まれもしないのに、次の話をされた日にゃ〜!ですよね。
しかし実際問題、外から帰ってきて我が家の玄関に足を踏み入れたときに鼻をつく、あの独特の匂い・・・。女の子がいらっしゃるおうちではあり得な〜い!かも?
うちの場合、可愛いお嫁ちゃんに、早くもらっていただきたい・・・という心境です。
いつの日か、さるままさんと杯を酌み交わしながら、労をねぎらい合える日を夢見つつ、がんばりますので、よろしくお願いいたします。

<お二方とも、酒酌み交わす前にキッチンドランカーにならないようにね〜!・・・超長男より>

投稿者 ママヨ : 2006年09月03日 23:11



初めまして(^^ゞ私はママヨさんと反対で4人娘の母です(^^)私もパートの面接で「お子さんは?」と聞かれ「4人です」と答えればみんな( ̄□ ̄)!!性別言えば「お見事」となる!今じゃ慣れましたが子供達連れスーパーや食事に行こうものなら周りは珍しいもの見た目になってる(;^_^A友達も3人目産んだ時から白い目で見るやつが出てきた…そういう奴らの共通点は未だ独身!悔しかったら産んでみろ!1度くらい結婚してみろ!月1わざわざ会社にゼクシィ持ってきて見るな!と言いたい(`´)あぁ〜すっきりした(^ .^)y-~~~男だろうが女だろうがこの世に誕生してくれたことに感謝してます(^^)私は不妊治療受け習慣性流産を乗り越えてやっと授かった子供達…今じゃ考えられないですけどね(^^ゞちなみに陣痛きてから58分で産まれた子供達です(^^)ママヨさんと反対で夫は片身狭く居場所なくて可哀想かなぁ…実は我が家は100才のひい婆筆頭に婆と私達の
家族構成ですから性別男といえるのは家中探しても彼だけなのです…一人になりたい時もあるようですが常にちび等4人衆がつきまとってるので私は楽になりますが(^^ゞある意味ハーレム化してますけどね(^^ゞ これからのママヨさんのコラム楽しみにしてますね(^^)/~

投稿者 女系家族 : 2006年09月05日 10:59



女系家族さん!ありがとうございます。
そうそう、他人事のように見られたり言われたりするのが一番、カ〜ッときますよね☆ 大きくうなずかせていただきますわっ!
でも、わざわざ「多世代交流」なんて企画される昨今なのに、4世代にわたるご家族なんですね!!(うちは見事な核家族)勝手な想像ですが、ご苦労もおありでしょうけれど、4人娘ちゃんにとって、何にも代え難い素敵なご家族だろうなぁと思います。不妊治療(実は私も)と流産を経て誕生された4人娘ちゃん、お婆さま方もお喜びでしょう。and お嫁ちゃんの立場としては、私、女系家族さんを尊敬します!
しかしその中で、男性が旦那さまお一人というのも素晴らしいですね!うちの超長男が超うらやましがることでしょう!!<出張中ですみません・・・超長男>
そうそう、実は私の身近に、5人姉妹さんがいらっしゃるんですよ〜。このコラムを読んで、「また女の子?って言われつづけたんだろうなって思っちゃいました」と言ってましたが、彼女の結婚を前に、はじめて写真館で5姉妹そろって撮ったという写真を見せてもらった時、“あー、いいなぁ、姉妹って☆”と無条件に思いました。
4姉妹といえば、かつて文学少女(?)だった私は、「若草物語」にあこがれてたこともあったなぁ〜。姉妹でも、それぞれ個性が違ってて、進む道も違ってて、でもお互いに口出ししてみたり見守り合っていたり・・・。私、あこがれるあまり、弟にスカートをはかせて妹にしようとしたら、両親からこっぴどく叱られました(^^;)
兄弟姉妹、いろんなことで絡み合いながら、大きくなっていくのがいいな〜と思ったりします・・・。
ついつい長くなってしまうのが悪い癖の私ですが、これからも、どうぞよろしくお願いします!!

投稿者 ママヨ : 2006年09月06日 02:54



5人姉妹の方にお伝えください「そのとおり!!!」長女が産まれて2時間経過してない時に義父母から「あっ男じゃない!次は男産むよね」と言われその日から熱出しました(T_T)次女のお宮参りに「僕は男の孫が欲しい男産むまで嫁と認めない」三女は「またか!女腹なら別れなさい」四女では「見たくない家に来るな」「流産した子はみんな男だったんや!おまえは役たたずの疫病神」と止めのお言葉いただきました(`´)流産繰り返すたび「男だったのに」としつこく毎日1日3回?してきて体調回復するまで言われ続けました( ̄□ ̄;)!!離婚まで考えてた時実家の婆ひい婆が倒れた為そそくさと実家に移り住みました実家での同居もそれなりに苦労しますが義父母からの嫌がらせを思えば大したことないです(^ .^)y-~~~核家族がそういう意味では楽かもしれません…でも核家族なりの苦労はたくさんありますよね(^^)後で振り替えれば笑い話になれば良いかなぁと思い過ごしてます また愚痴をたくさん書いてしまいごめんなさいm(__)m なんか今までの積もりすぎたモヤモヤがなくなったみたいです‥(^^ゞ ストレス解消させてもらいありがとうございましたm(__)m

投稿者 女系家族 : 2006年09月07日 10:09



女系家族さん、私、ご家族の事情や女系家族さんのお気持ちをよく知らないままに、勝手な想像でお返事してしまって、本当にごめんなさい。私も忘れられないことばで苦しんだことがありますが、私なんて、ホントにまだまだ甘いなあ・・・と痛感しました。
コメントいただいて、本当にありがとうございます。モヤモヤがなくなったみたいと言っていただいて、私も嬉しいです。些細なことですぐに悩んでしまう私(私の場合は世間知らずな自分に原因があることが多い)ですが、くよくよしてたらいかんねと思います!!

投稿者 ママヨ : 2006年09月08日 17:06



気にしないでくださいね!私は私であってなすがママよさんではないのですから、こうやってメールに気楽に書くぐらいですから本人は気にしてないのです(^^)vただ最初の頃は何で?と悩んだ時期もありましたが今じゃ慣れてまたなんか言ってると思えるほどふてぶてしくなりました!4人も子供がいればはっきり言って精神的に強くたくましく独身頃では嫌がってたオバチャンしてますよ(^^ゞしかも関西に長く住んでたから周りから一目おかれる大阪のオバチャンです!!凄いでしょ(^_^)また何かあったらメールしますね(^_^)/~お互い愚痴を吐きまくりましょう(^^)/▽☆▽\(^^)今晩はちと焼酎でも呑んで親父の帰りでも待ちますか…ガハハ(^^)vではまた…女系家族でした

投稿者 女系家族 : 2006年09月12日 09:38



おぉ〜!女系家族さん、大阪にいらっしゃったのですか!?私、実は大阪育ち、といっても5才までなんですが(^_^;) 父はバリバリの大阪人で、私、関西が大好きです。私の原風景は、まさに大阪の下町。今も実家は大阪でして、あのコテコテの大阪に帰ると、ホ〜っとするんです。初対面でもずっと前から知っていたかのような、オバチャンたちのあの遠慮のないつっこみ・・・心が解放されます!結婚して初めて福岡に来た私は、九州も好きなんですが、どこまで気を許していいのか、どうも掴みにくさを感じてしまうところがあって・・・。こりゃー、女系家族さんとも杯を酌み交わさなくちゃ〜!

投稿者 ママヨ : 2006年09月12日 19:28



おぉ〜!!!大阪のどこですか?鶴橋に夫の実家あります(^^)最後に住んだのは奈良の生駒です

投稿者 女系家族 : 2006年09月13日 10:42



わわ〜!!私も近鉄沿線に住んでました!鶴橋、生駒はよく通ってましたヨ。世の中、狭いですねぇ、ビックリ(*_*) 今は和泉ナンバーです、オリャオリャ〜

投稿者 ママヨ : 2006年09月14日 00:27



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