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「瞬間瞬間をココロに刻んで…」

2006年10月06日

育児日記.jpg

こんにちは。小太りひつじです。
みなさん、お元気ですか?
だんだんと秋を感じますね…。
秋といえば運動会!10月1日日曜日、小5の娘の運動会でした。
前日から雨が心配されていましたが、なんとか無事にできました。
午後一番のプログラム、娘が気合を入れて家でも練習していた「花笠音頭」。
これは絶対見逃せない!
ちゃんと見なくてはと、カメラ担当の夫とビデオ担当の私は、いい場所をゲットし見ることに。

実は、運動会前から娘にきつく言われていたのが、「ビデオを撮らないで、ちゃんと目で見てね!」と。
今の時代、ビデオという便利なものがあると、やっぱり映像で残してみてみたくなるんですね。
娘の思いを受け入れたくても、つい内緒でビデオを撮りました。
といっても手にビデオを構え、目はちゃんと娘の姿を…と、かなり高度な観戦スタイルの私。
娘の踊りっぷりはなかなかのもので、観ていて楽しくて、たくましくなったなとしみじみ。

さあ、夜です。
家族でビデオ鑑賞。
…一番楽しみにしていた「花笠音頭」。
入場シーンからいよいよという所で、終わってしまっていました。
ええっ!ディスクの容量がいっぱいで録画されていませんでした。
ブーイングの嵐。
ビデオを見るのもまんざらでもなかった娘からきつい一言!!
「ビデオ撮っていたら、ちゃんとナマで見てなかったでしょう!!」
「そんなことはないよ。ちゃんと目でもしっかり見ていたよ」
ああー、娘の思いに添えなくてがっくり。

ビデオが普及してから、親のビデオ撮影も熱が入り、
幼稚園の頃から言われていたのが、みんなビデオやカメラで我が子を
撮影するから拍手や応援の声が少ないということでした。
そうなんですね。分かっちゃいるけど、止められない。
まあ、記録は残したい、しかも映像だとなおさらですが…。

でも、今回のビデオ撮影の失敗で学びました。
その瞬間瞬間を大事にすること。
娘の頑張っている姿をちゃんとこの眼に焼付けながら、応援するということ。
何事もLIVEであることに、一喜一憂するし、感激も感動もあって、
想い出としてずっと残ってゆくのかもしれませんね。

そういえば、私が小学生、中学生の頃とかの運動会の写真なんて、ほとんどありません。

時代も時代ですが、ちゃんと両親が目で見て、歓声をあげて応援してくれていたからかも。
だからといって、「写真が残ってないよ!!」とか、
私もぜんぜん不満に思っている訳でもないし…。
私自身を振り返れば、その日、その時を楽しんだという瞬間の想い出が、
ココロの中でかすかに蘇るだけで十分なんですね。

親以上に娘が「瞬間」を大切にしていることに、ちょっぴり感動です。
来年は小学生最後の運動会。
この目でしっかり見届けたいものです。

実は、娘が生まれてから4歳を迎えるまでずっと「育児日記」を綴っていました。
毎日毎日、ミルクを飲んだ時間を細かく書きとめたり、今日は寝返りをしたとか、
つかまり立ちをしたとか、その日に気づいたことや大変だったことも
書き込んだり、写真を切り抜いて張ってみたりという具合です。
私自身、高校生の頃から日記を書いたり、いろんなことをメモしたり、手紙を書いたり、

「書く」ことが好きだったので、育児日記を綴ることは、どこか楽しみだったんですね。

写真やビデオ、日記を綴って昔を振り返ることも楽しみだったり、大切なことだったりしますね。
日記を書き続ける…手書きだから丁寧に書いているときもあれば、字が走り書きだったりと、
その日その日の様子もなんだか伝わってきます。
とってもアナログな世界ですが、結構、手や時間をかけたものって、楽しめていたり、

印象に残っていたりするんですね。

娘が小学生なると、興味深げにこの日記をよく開いて見ていました。
おかげでところどころページが外れてしまっていたりします。
何か感じてくれたかな?

今では、多くの子育ての仲間に恵まれて、本当によかったなと実感していますが、
私自身、知らない土地で、誰にも頼ることもできずに子育てをはじめ、大変な思いもしました。
例えば、将来、娘が私と同じように子育てと向き合った時、この日記を手にして、
「こんな風に育ってたんだな」とか「こうすればいいのかな…」とか、
何かのヒントになってくれればいいなと思います。
そうそう、今の私もこの日記を振り返りると、今の娘との関係を大切にしたいなという、

子育ての原点に戻れるような気がします。

さて、私は娘に何が残せるのだろう…。
日々の暮らしの中にある、何気ないコトなのかもしれません。
私自身が楽しく生きてる姿を見せられたらいいな。

(小太りひつじ)

投稿者 Kosodate : 2006年10月06日 15:38

コメント

小太りひつじさん、はじめまして。
前回から楽しくほのぼのと読ませていただいております。小太りひつじさんのほんわかした温かさが伝わってまいります。癒されます〜!
マッサージ、ビデオ、育児日記・・・色々なエピソードを読ませていただきながら、なぜか自分の子ども時代を思い出しているという、とても不思議な感覚をいただいております。
スキンシップって、実際に体感して初めて得られる安堵感や癒され感がありますよね。書くことって、一点一画にも意識しますよね(PCと違って!)。カメラ好きの私は、ビデオを観ていても、瞬間瞬間の場面が、写真を見ているかのようなコマ切れ画像で心に伝わってきます。

小太りひつじさん、素敵な一言一言が散りばめられたメッセージ、これからも楽しみにしています。

投稿者 年齢不詳 : 2006年10月09日 17:14



年齢不詳さん
はじめまして。小太りひつじです。
コラムといってもなんだか、超私的な話ばかりですが、読んでくださってうれしいです。
毎日の暮らしは現実なので、正直いつも穏やかでは
ないけれど、このコラムを書かせてもらえることで、
私も「癒されまーす」。
カメラがすきなんですね。
私も好きです。
最近デジカメ派ですが、やっぱりフイルムのアナログもいいなと思ったり。
フィルターを通して、残せる瞬間も好きです。
また、次回お会いしましょう。

投稿者 小太りひつじ : 2006年10月09日 23:01



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