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父の生き方

2007年04月10日

ohanami.jpg

 このテーマは、最後に余裕があればご紹介する予定にしていましたが、タイミング良く!?父が土曜日から三日間、突然桂川に来ています。これも何かの運命かと思い、父の紹介を書くことにしました。写真は、父とは関係ない「日曜日の花見の様子」です。またまた我家に友人が集まり、皆で弁当を作って行きました。花びらが散るのがきれいでした。私はカメラマンなので、残念ながら写ってませんよ。

 父とのほのぼのとした幼い頃の記憶は、私にはありません。結婚してすぐ、20代の時に私の母とボリビアに移民として渡り、親戚もいない見知らぬ土地で生活を始めました。転々と仕事を変えながら、最後は大規模農業を経営していました。「ちょっと行ってくる」と言い残して、世界各国へ良く一人で旅行に出かけていました。お土産すら買ってきた事はなく、帰ってくると地図を指差しながら旅の自慢話を聞かされていました。
 そんなある日、日本に遊びに行っていた父が、昔の彼女を連れて、ボリビアに帰ってきました。それが、私や妹、母が日本に来る切っ掛けとなった訳なんです。(笑)
 私が大学生の時に、岡山に父が来ているとの情報があり、母と親戚の人と妹と私の4人で、乗り込んだことがありました。その頃は、日本の生活に満足していなかった私は、父に怒りをぶつけました。「娘が高校・大学と借金して(奨学金)行っているのに、父親として何とも思わないのか!」父からは意外な答えが返ってきました。「親の義務は中学校まで。おまえの勝手で学校行っているのに、親がお金を出す必要があるか!」
 父とは二度と会うことはないと、この時心に固く決めて別れました。でも、今ではお互いに行き来するまでになりました。
 それは、時間が解決してくれたこともあるでしょう。父が年と共に丸くなったことも、私が年と共に大人になったことも、仲直りの誘因の一つだと思います。
 しかし、私の考えが大きく替わったのは、次の二つのことに気づけたからです。
 一つ目は、「厳しさもやさしさなんだ」と言うこと。岡山で会った時、父が意図的にあの言葉を返したとは思いません。でも、自分の力で学校に行ったことで、授業で学ぶ以上のものを、結果的にたくさん体験できました。
 二つ目は、「父のように自由に生きることは素晴らしいことであり、難しいことでもあるのだ」と言うこと。年をとればとるほど、人はしがらみや世間体が気になるものです。子どものように、思いのままに、自由に行動したいと考えても、どこかでブレーキがかかります。父は違います。昔から、心の赴くままに行動してきました。身近で生活している人にとっては、振り回されて迷惑なことも多いのですが、一度っきりの人生を楽しむ生き方に共感できた時、父への憎しみが尊敬へと変わっていきました。
 現在父は67歳。26歳の女性と正式に結婚して、名古屋に住んでいます。今月末から、1ヶ月の予定で娘(私の妹)の住んでいるキューバとボリビアに一人旅をするとか。すでに切符は買っているのに、妹にはまだ連絡していないそうです。相変わらずの生活をしている父であります。文章が長くなりつつありますので、この辺で終わりとします。

(BETTY)

投稿者 Kosodate : 2007年04月10日 09:51

コメント

わくわくしながら読んでいて…思わずじーんとしました。私には及びもつかないような事を体験し、感じ、それでも前向きに暮らしていらっしゃるBETTYさんってスゴイです。「父への憎しみが尊敬へと変わっていきました」…私もそうなれたらいいと思います。次回のコラムも楽しみにしています。

投稿者 弥生のお香 : 2007年04月10日 11:20



お父さんお気持ちわかるような気がします。お父さんも随分と苦労なさったことでしょう。でも、娘たちが元気で、それぞれの国ですごしていることお父さんにとってはうれしく誇りに思っておりますよ。きっと。
でも、父親の気持ちをわかってyれる娘がいることはお父さんも幸せですよ。私の娘も・・・・・・。
次回を楽しみにしてます。

投稿者 tetyann : 2007年04月10日 11:42



弥生のお香さん
 今回のコラムは内容がちょっと過激なので、ボツになるかも!!と内心思ってました。ドキドキ・ワクワク読んで頂いてうれしいです。こんな生き方している人も居ることを知ってほしくて、父のことを書きました。
 「私もそうなれたらいいと思う」とありますが、お父さんとの関係は良くないのですか?
           BETTY

投稿者 BETTY : 2007年04月10日 23:21



tetyannさん
「結局俺は子どもからは憎まれていない」「俺のところにはみんな遊びに来る」と自慢していたと、ある父の友人に聞いたことがあります。
 父は子どもにお土産を買ってきたことはありませんでしたが、孫(私の息子)には必ず買ってきます。孫はかわいいんでしょうね。
    BETTY

投稿者 BETTY : 2007年04月10日 23:28



hola〜
この文面からはお父さんの厳しさや、憎しみはわかりませんが、本当に憎んでいたら「憎しみが尊敬」にかわることはありませんよ・・・父とは10y以上会ってませんが 今後会うつもりも 子供を会わせるつもりもありません。時間が解決してくれたことなんて一つもありません。それに自由に生きると子供への責任は違います 周りに迷惑をかけてまで得た自由って 本当に自由って言えるのでしょうか?
以前父が倒れたと聞いたときも、あれだけ私の人生をめちゃくちゃにしておいて、このままポックリいくなんて・・・もっと苦しんでいってもらわないと・・・って思ったほどです。
虐待されて育った記憶は 何事にも変わらないのです。

投稿者 虐待されて育った子 : 2007年04月11日 04:46



 父が私にしてきたことを、少なくとも私自身が「虐待」と感じたことはありません。未だに、辛かった時期や父への憤りでいっぱいだった日々を思い出すと、あの頃の感情がよみがえって来ることはあります。
 それぞれの生き方や考え方、とらえ方、歩んできた人生、そのケースごとに違うのだと思います。父を許せた時、私の心も軽くなりました。
 虐待を体験していない私にとって想像もできないご苦労や辛さがあり、今も抱えておられることに胸が痛みます。子どもさんがおられるとの文面に、今は心癒してくれる家族と一緒なのかな?と少しほっとしています。
   BETTY

投稿者 BETTY : 2007年04月12日 01:03



 「一度っきりの人生を楽しむ生き方に共感できた時、父への憎しみが尊敬へと変わっていった」という言葉は、とても意味深い言葉だと思いました。

投稿者 あんちゃん : 2007年04月21日 20:59



あんちゃん様
 私は、「結婚しているから」「子どもがいるから」「仕事をしているから」と「○○だから」にとらわれないで、「今の自分に素直に向き合う」ことを大切にしていますよ。これは、父から頂いたプレゼント?なのかもしれませんね。

投稿者 BETTY : 2007年04月23日 00:37



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