ふくおか子育てパーク

« しばらくご無沙汰いたしました。 | メイン | 田植え »

通学合宿について

2007年06月27日

 本社会福祉協議会では3年前から小学校5年生を対象に通学合宿をはじめました。
きっかけは、旧町内の校区の異なる子どもたちに、共同生活を通して、挨拶や返事を身につけさせたり、自炊を人生の先輩に学び、知恵をいただき、掃除洗濯等をさせたいと思ったからです。そのような体験が、子どもの自立や他者との強調や連携ができる態度・技能を体得させることになると考えました。
 その他、ボランティア活動や福祉体験活動を通じて福祉への関心をたかめたり、野菜を育て食することで食への関心も持たせたいと考えました。また、子ども時代の体験が、将来、故郷への愛着につながらないかなーという淡い期待も寄せています。
 次は、過日行いました事業の一つ「野菜を育てて食べよう」の様子をお知らせしたものです。

黒豆とミニトマト.jpg

  食育の一環として通学合宿の時、自分たちで育てた野菜を食材にさせたいという思いから通学合宿(10月初旬)で食べられる、あまり手のかからないものという条件で野菜を探しました。JAの課長さんや地域で野菜作りをしている方に相談をして昨年は、丹波の黒豆の枝豆とさつまいもを育てました。
今年は、通学合宿の一連の事業として、丹波の黒豆の枝豆とミニトマトを育てることにしました。
  6月9日(土)、朝のうち雨が降り少し心配しましたが、作業を始める頃は曇り空の良好な作業日和になりました。
黒豆.jpg  今年は子どもたちの参加が27名、近くの老人クラブの皆さん12名、JAの課長さん、社協の職員9名と人数が増え、にぎやかな作業開始となりました。
黒豆は、老人クラブの方があけた穴に子どもたちが一粒ずつへそを確かめながらへそを下にして入れていきました。
ミニトマトの定植.jpg
 
 

一人ひとり名札を.jpg

  ミニトマトの定植では、マルチにあけた穴に大きなじょろで水を入れるのに苦心しましたが、老人クラブの方にじょろの先を指で押さえて水の勢いを加減する方法を教わりました。一人ひとり名札をつけていますので時々成長の様子を見に来てください。


子どもたちの感想は、
「初めてした黒豆の種まきは楽しかった。」
  ミニトマトの定植は、「トマトが好きだから楽しみ、植えてよかった。
早く実がなってほしい、10月が楽しみ、気持ちが先に行く。」などたくさんの声が聞かれました。スタッフも料理のメニューにできるだけ沢山入れたいと考えています。  

りんごの皮むき.jpg
一緒にりんごの皮むき.jpg「一緒に頑張ってみようね」.jpg
 


 毎年通学合宿の時、包丁がうまく使えない子どもたちがいますので、作業を終えてのおやつはりんごにしています。包丁を使うことに慣れない子どもたちに一回でも、多く経験をさせたいと思って計画しています。

 
  今年は例年になく27人中14人の子どもたちが、果物の皮むきを経験していました。りんごの皮をむくのにも慣れていて、丸のままむく子が、5〜6人もいて、スタッフの方が驚きました。4等分してむく子、うさぎにする子などもいて、和やかに自分でむいたりんごを食べることができました。
自分でむいたりんご.jpg「なかなかうまくなったよ」.jpg
 
 
 
 
 
 

「緊張するな〜」.jpg
 
 
 
 
  子どもたちの感想は「自分でむいたりんごをまるかじりしたので、とっても美味しかった。」そうです。また、「初めてだったけどできて良かった〜。」とほっとした様子でした。
スタッフはハラハラする場面もありましたが、子どもたちの発想(丸が駄目なら半分)の豊かさに感心させられました。

(社会福祉協議会職員 ひまわりばぁちゃん)

投稿者 Kosodate : 2007年06月27日 11:01

コメント

社会福祉協議会で通学合宿をされていること、すごいですね。自分たちで育てた野菜を食材にできることは、この上ない喜びになりますね。食への関心も持てるし、将来、故郷への愛着につながると思います。子どもたちの丹波の黒豆の枝豆とミニトマトを植えている姿は、いきいきとしていますね。いいですね。

投稿者 のんちゃん : 2007年06月28日 11:07



コメントありがとうございます。

最近の子ども達は、田舎に住んでいても野菜が
どんな風に育つのか、旬がいつなのか知らないなぁ
っと感じることがよくあります。

このような子どもたちに出合ったとき、なんとか
取り立ての野菜の味を伝えたいと言う思いで
いっぱいになります。

投稿者 ひまわりばぁちゃん : 2007年06月28日 22:11



通学合宿いいですね〜。しかも自分たちで植えた黒豆とミニトマトが実るまでも楽しみですね。
私も地元のボランティアグループさん主催の一年間の農業体験で、乳幼児だった子ども達と一緒に紫芋やいろんな野菜の種や苗を植えたことがあります。真夏の草取りは思った以上にきつかったですが、そのきつさがあったからこそ、秋の収穫がとても嬉しかったです。子ども達も近くを通る度にその畑に行きたがってよく世話していました。
ひまわりばぁちゃんの所の子どもさん達にとっても、心に残る体験だったと思います。お家でも何か育てたいと思ってくれたらいいですね。


投稿者 maimama : 2007年07月04日 10:33



コメントありがとうございます。

家の畑や近所の畑があるので、誰でも畑に行く時は
連れて行きます。

でも週に一回従兄弟が集まると(6歳児3人)子どもだけで
畑へ行って後のことを考えず収穫してきますので、加減を教えるのに苦労します。

何事も経験です。

子どもの行動で大人が学んでいます。

投稿者 ひまわりばぁちゃん : 2007年07月05日 23:55



コメントしてください




保存しますか?


Copyright© 2005 Fukuoka Prefecture. All Right Reserved.