ふくおか子育てパーク

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第4話 カウントダウン?

2008年12月26日

カウントダウン?子どもの成長は日進月歩です。
私の娘も、私が妻から育児を引き継いだ時は寝返りも打てなかったのに、今やペンギンみたいにペタペタと、そこらじゅうを闊歩しています。
このような進歩がわずか250日程度の期間におこったのですから、考えてみると感動的です。何の変化もないように思える250日でしたが、巨大なジグソーパズルのピースのように、各々の日々でちょっとした変化があったということでしょうか。
そんな私の育休期間も残すは100日程度。
・・・書いてみるとまだ結構長いような気もします。しかしまあ、気分的には終盤に入ったということで、多少強引ですが育休期間の感想みたいなことを書いて、最終回のコラムらしくしたいと思います。
内容もヘチマも無いようなことばかり書いて終わるわけにもいきませんので。。。。

さて、これまで育休期間でもっとも楽しかったこと、それはやっぱり、娘と触れ合えたということでしょうか。
私の父は子育てに無関心で、子どもが3人もいながらダッコ一つしたことが無いという、なかなかの頑固者でもあったそうです。
他方で今の私は、さながらコアラにとってのユーカリの木といった感じです。娘の寝床であり、避難場所であり、間接的ではありますが食料源でもあります。我が娘が何を考えているのか、実はさっぱりわかりませんが、どういう感情にあるのかは、抱きつき具合で大体わかります。娘は娘で、私のちょっとした身体の動きから「どうも床に降ろす気だな」「さては寝て欲しいらしい」くらいは読み取ってくれています。
父と私、どちらのあり方が子どもの成長にプラスであるかは一概には言えないと思います。しかし、少なくとも私の人生に絞って考えると、このように娘の生命を肌で実感できる期間を持つことが出来て、将来、本当に良かったなぁと実感する時が来そうな気がします。

反対に、これまでの育休期間でもっとも苦労したこと、それは職場復帰への不安です。
もちろん不安といっても、いわゆるサザエさん症候群ではなく「復帰しても第一線でやっていけるよう、常に復帰を意識しておかなくては・・・」という不安です。
これは男性特有というより、女性でも職場復帰を前提として育児をしていれば抱えることになる不安だと思います。
時勢に疎くなってはいけないし、出来れば資格の勉強もしておきたい。しかし、そんな時間が意外に確保できない。それどころか、なんだか没交渉なうちに口下手になってきている・・・となれば、社会人として不安は重大です。
確かに、「今は育児のことだけ考えて、復帰してから考えればいい」と割り切るのも一つの選択肢でしょう。しかし、私に限らせてもらえば、一年間も育児のことだけ考えて過ごしたら、本当にユーカリの木になってしまいそうです。とても選択できません。
俺はユーカリじゃないんだぞ、と自戒しながらコアラに葉っぱを食わせるユーカリの木・・・想像すると何だか楽しいですが、そのような苦労がずっと付きまとっているわけです。

たいした感想にはなりませんでしたね。
幸いにして、私にはまだ100日間程度、十分に子どもを世話できる機会が残っています。
今回コラム執筆の依頼を頂いたことで、自分の現状について色々考える機会が持て、残りの100日間程度を過ごすうえでの、反省点やら方向性やらが感じられた気がします。
この1年についての感想は、まだまだこれからの行いで良くしていきたいところです。

4回のコラム、お付き合いいただきありがとうございました。みなさま良いお年を。

(黄シャツ)

投稿者 Kosodate : 2008年12月26日 13:02

コメント

黄シャツさん、あけましておめでとうございます。
コラム楽しく読ませていただきました。
結局、年賀状はどうなったのかなぁ〜なんて、想像しています。

私の父は、とても厳格で、小学生の時巨人の星を見て、父は星一徹に似ていると思うくらい怖かったのですが、私が結婚して出産後の年賀状に子どもの写真を載せるのに、あれこれ(どの写真にするか)悩んでいたら、私が生まれたとき、星一徹のような父が、年賀状に私の写真を一枚づつ焼き増しした写真を貼り付けて送っていたと母が語ってくれました。
黄シャツさん、来年の年賀状も、すでに今から考えていらっしゃるのでは、ないですか?

子どもと一緒に過ごすことができるなんて、本当に幸せですね。
私は、幸せは「なる」ものではなく、「感じる」ものだと思います。天気がいい日にお布団を干して、ふかふかのおふとんの上でおこさんと一緒におひさまの香りをかぐのも幸せですよね〜
残り少ないかもしれませんが、幸せを一つでも多く感じてくださいね。


投稿者 いちご飴 : 2009年01月08日 13:32



黄シャツさんへ

 楽しくコラム、読みました。自分の生活や思いを文にして、人が読むということを考えれば、つい本音や自分に不利になりそうなことをかくしたりして、いわゆる「よい」ことを書いてしまうものでしょうが、黄シャツさんは、夫婦のやりとりや妻様への思いなどを、おそらくあまり包み隠さず書かれているように思います。それがおもしろかったです。読者のみなさんも、特に夫の皆さんは共感することが多かったのではないでしょうか。
 本音を書いてくれた黄シャツさんですから、第4回目のコラムで娘さんを思うやさしい気持ちは、ぐっときました。あと100日、子育て楽しんでください。子育ては子どものためでもあり、自分の幸せや成長のためでもあるんだなと感じました。

投稿者 ぼくじょうマン : 2009年01月10日 22:15



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