ふくおか子育てパーク

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第3話 子どものころの遊び(いりちゃん)

2009年08月20日

 今回は、私の子どものころの遊びを書きたいと思います。

 私は、野菜を主に作る専業農家の長女として生まれました。3歳年上の兄と6歳年下の妹がいます。

 兄とは、ビー玉遊びをよくしていました。詳しくは覚えていないのですが、地面に穴を何カ所か掘り、その穴めがけてビー玉を入れていく遊びです。

 妹とは、6歳も離れていたので、一緒に遊んだことといえば、幼稚園の運動会ごっこをしたことくらいしか覚えていません。私が先生役で、妹やいとこたちを園児役として遊んでました。やかんに水を入れて、地面に丸を描いたりしてました。(ガタガタした丸だったな・・・・)

 子どものころの兄のことで、いつも思い出すのが、かわいそうなカエルたちのことです。ゴミを燃やしているドラム缶の中に、おしりから空気を入れておなかをふくらませたカエルを入れて・・・・パーンという音。また、そのドラム缶めがけてカエルを投げつけて・・・・ジュッという音。兄がそんなことをしていると、私はいつもムキになって怒っていました。

 主に遊ぶ仲間は、近所に住む同級生の男の子3人でした。春は、近所の藪林でつくし採りをしたり、藪を足で踏んづけて空間を作り、自分の家としてました。その藪林は私たちの秘密基地でした。ときどき迷って、いろんな所から脱出していました。その秘密基地は、農地整理の工事で無くなってしまいました。残念・・・・。

 夏は、田んぼでカブトエビやおたまじゃくしを捕まえてました。ときどき、用水路を泳ぐヘビを見ては逃げ出してました。ヘビは今でも大嫌いです。

 秋は、稲刈りを終えたぼこぼこの田んぼで、野球をしてました。ビーチバレーに匹敵するくらいハードなグラウンドでした。また、とうしゃく(稲こづみ)のわらをひっぱりだして、中に入り込んだりもしてました。はじかゆい(=チクチクする)思いをよくしてました。

 子どものころの冬は、よく雪が降っていたので、竹の板を足にひもで巻き付けスキーのまねをしてました。

 おもちゃといえば、リカちゃん人形くらいしか買ってもらっていませんでしたので、遊びは自分で考えてましたね。今思えば、私は遊びを考える楽しさを子どものころから体感していたと思うので、自分の子ども達にもそういう思いをさせたいと思います。

 今は、道路などの整備で自然が減り、子ども達の遊び場がずいぶんと減ってしまいました。私が子どものころ遊んだ自然を取り戻すことは出来ません。けれども、子ども達にいろんな経験をさせたいなとつくづく思っています。

(いりちゃん)

投稿者 Kosodate : 2009年08月20日 10:00

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