ふくおか子育てパーク

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2013年01月25日

第4回 『食育』って・・・

『食』をテーマにコラムを書かせていただきました。私たちを取り巻く環境は、日々変化していると思います。
 私が子どものころは、ハンバーガーなどのファーストフードは月に一度の大イベントでした。コンビニもなかったので、家でお弁当を食べることもありませんでした。家で、母が作ったもの以外を食べる時は、お客さんが大勢来る時にとる仕出し屋さんのごはんだったように思います。
 今は、外食も選択肢が増えました。お寿司・ファミリーレストラン・ファーストフードなどたくさんのお店があって、心惹かれるものばかりです。家で食べるにしても、コンビニ・宅配ピザ・お弁当屋さんなどメニューも種類も多く、台所を汚さずしておなかを満たすことが出来ます。
 「たくさんの選択肢がある中で、自分の体に必要な食べ物を選ぶ。」 
 これは、私が考える食育です。毎日、ハンバーガーでもおなかは満たされるし、成長もするでしょう。しかしその時に、付け合せとしてポテトを選ぶのかサラダを選ぶのかでは、かなりの差が出てくると思います。カロリーはもちろんですが、体の中に入る栄養の種類はかなりの差だと思います。スーパーでお惣菜を買ってきたとしても、食卓にそのまま並べて「食べられる分だけ食べて、食べられなかったら残していいよ。あとでお母さんが食べるから」ではなく、子どもが食べられる量を一人分ずつお皿に盛り、いろいろな種類の料理を食べることができるようにする。そして、「今日、学校どうだった?」と子どもと話をする中で、「今日のごはんは、バランスとれているかな?」と今日のごはんについても話をするようにする。このように、毎日の食事の時間はちょっとした食育の時間になっています。
子どもはやがて親の元を巣立っていきます。早ければ、15歳から子どもは自由に食べ物を選ぶことが出来ます。その時に、きちんと選べる判断力を持つことが大事だと思います。一人暮らしをするようになったら、住むところはコンビニの近くを選ぶのではなく、スーパーの近くを選んで、自分が食べるものは自分で作ることができる人になっていてほしいなと思います。野菜の選び方・切り方、調理方法と知っておいてほしいことはたくさんあります。でも一番は、『自分が食べるものを大事に考えてほしい』です。自分を大事にできる人は家族を大事にでき、仲間や自然、自分の周りにあるものすべてを大事にすることができると思うからです。
これから子どもが家を巣立つまで、「食」に関するたくさんのことを伝えていきたいと思います。
(太田 こずえ)

投稿者 Kosodate : 16:42 | コメント (0)

2013年01月07日

第3回 「お弁当♪お弁当♪うれしいな」

給食の次は、お弁当です(笑)
 次男は幼稚園に通園しているので、お弁当の日が週に2回程あります。主人は、毎日弁当が必要です。結婚した当初から主人へのお弁当作りは始まりました。結婚する前は、実家暮らしでしたので、弁当はおろか、台所に立つこともほとんどありませんでした。今になって、高校から結婚するまで弁当を作ってくれた母に大感謝です。結婚当初の私の作る弁当は、前日の夕飯の残りと冷凍食品を電子レンジで「チン!」といわせただけのお弁当でした。私も仕事をしていましたし、慣れない家事などで、弁当のおかずがすべて冷凍食品ということもありました。
 
 結婚生活も3年を過ぎた頃、主人が転勤で小倉に通勤することになりました。勤務先が変わって、色々とストレスがかかったのか、アトピー性皮膚炎が再発しました。それを機に、私の作るお弁当が変わりました。
 最初は『できるだけ手作りで』とおかず全部をお弁当のために作るように頑張りました。でも、お弁当のおかずって、『ちょこっと』だけでいいんですよね〜。少しだけ作っても、微妙な量が残ります。もちろん、頑張っていたので長く続きはしませ〜ん(泣)。そして、だんだんと前日の夕食のメニューがお弁当の中を占めはじめました(泣)。『ど〜にかして、市販の冷凍食品を使わず、夕食の残りメニューと気づかれず、お弁当に必要なちょこっとを作ることはできないものか!』と、ずぼらなことをいつも考えていました(笑)。

 そこで、たどり着いたのが、『自分で冷凍食品を作る』でした。夕食を作るときに、必ずお弁当サイズのものを別に作るのです。お弁当カップ3個をタッパーに入れて、そのまま冷凍庫へ。お弁当を作るときには、冷凍庫からタッパーを出して、組み合わせてお弁当を作っていました。
 時間があるときには、ちょっとアレンジしてみます。からあげだったら、『マヨネーズ和え』、『チリソース和え』、ピーマンと玉ねぎを炒めて、酢とケチャップで和えて『酢豚風からあげ』など、味付けを変えてお弁当に入れました。市販の冷凍食品にある献立を夕食で作った時には、必ずお弁当カップ3つ分余分に作ります。お弁当カップ3つ分は、大人1人前と同じくらいなので、うちでは大人3名分と子ども2名分の夜ご飯を作ることになります。夕食とお弁当の献立に時間差ができたので、『前の日の残りをお弁当に入れる』という罪悪感がかなり減ります(笑)。出来るだけ、作った日から2週間以内に使い切ってしまいたいと思うので、「そろそろ使い切りたいな〜」と思うときは、ロールパンにフライやスパゲティをはさんで土曜日の我が家のお昼ご飯にします。(あまりもので、全部種類が違うため、けんかになることも多々あります。)
 
 この話を友達にすると、「冷凍食品は全く買わないの?」と聞かれます。しかし、答えは「ノー。」です(笑)。急いで夕食の準備をしないといけない緊急事態に備えて、常備しています。緊急事態でも、冷凍のフライが5人分であれば、全部調理して弁当カップサイズにして冷凍庫に入れてしまいます。自家製冷凍食品を作り出してから5年になりますが、主人の弁当・子どもの弁当・お昼ご飯など活躍の場が広がってきています。もちろん失敗もありました(ジャガイモ・こんにゃくは冷凍するとゴムやスポンジのようになるなど)。

 冷凍庫の急冷などを利用して、自家製冷凍食品の品数を増やす努力はしていますが、市販の冷凍食品の進歩には驚かされます。スーパーの冷凍食品コーナーで『これも冷凍できるのか!』と発見・研究を重ねています(笑)。人は食事をしないと生きていくことが出来ません。私を含め『ご飯を作る人』は、生きている間、ずっとご飯を作り続けなければならないのだろうと思います。(書いていてゾッとしまた・・・。)でも、自分のためだけでなく、誰かのため(主人のため・子どものため)であるのならば、ちょっと手間をかけてみようかなぁという気になります。私は、これからも『頑張らなくても出来る手作り弁当』を作るために、冷凍食品コーナーを物色して、研究を重ね続けるでしょう。
                                    (太田 こずえ)

投稿者 Kosodate : 13:17 | コメント (0)

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