~校長室から~第1回 学校での基本的な生活習慣とは?その1

平成19年4月27日

 新学期が始まって1ヶ月がすぎました。どこの学校の子どもたちも、新しい学年・学級になり、担任とともに頑張ろうという意欲を持って学校生活を送っていることと思います。
 「毎日、朝ご飯を食べてきている子どもほどテストの得点が高い」「テレビの視聴時間が長いほど学力は低下傾向にある」という調査結果が出されていますが、これは朝ご飯を食べさせたら・・テレビを見せなかったら・・学力が向上するのでしょうか?そうではないですよね。朝ご飯を食べさせることはもちろんのこと、基本的な生活習慣(生活のリズム)をきちんと身につけさせることだと思います。家庭での基本的な生活習慣がきちんと身についている子どもは、情緒が安定しているように感じますし、学校でも落ち着いて学習に取り組むことができています。このことが、学力の向上につながると考えます。
 では、学校における基本的な生活習慣とはどのようなことでしょうか?学校には、様々な決まりや行動様式があります。集団生活ですので、子どもたちがこれらをきちんと守って生活できないと学校全体が落ち着かない状況になってしまいます。 何をどのように身につけさせているのか、少しご紹介をしたいと思います。

チャイムを守る
チャイムを守る.png
 学校の生活はチャイムに始まってチャイムで終わります。まずは、このチャイムで行動(最終的には、自分で時計を見て行動できるように)できるようにします。左記の写真はチャイムとともに読書(毎日、掃除後10分間)をしている姿です。10分間は物音一つ聞こえない静かな時間です。このような姿がすぐにできあがるわけではありません。「チャイムが鳴ったら席に着きます」と一言いっても決して全員の子どもが席に着くことはありません。席に着いている子どもをほめたり、遅れてくる子がいるとまず理由を聞いて、理由によっては「学習を始められずにみんなが困る」と指導したり、がんばりカードで取組をしたりと・・様々な支援・指導を繰り返しながら、全員の子どもがチャイムが鳴り終わったときに、席について読書をしている、学習の準備ができている、掃除を始めているなどの姿が生まれてきます。
 チャイムを守ることは、時間を守ることです。大人社会では、時間を守らなかったことにより、信用をなくすこともあります。学校で指導している基本的な生活習慣は、日常の生活に結びつくものであり、子どもたちが社会に出たときに必要とされるものです。
  学校での集団生活を通して、子どもたちには、社会のルールを身につけてほしいと思っています。

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