自分らしく生きよう、転ばない人生は無い

平成30年7月2日

 中学生の子どもたちは、自分の将来の目標に向かって、毎日少しずつ歩を進めています。夢に向かって進むことは、とても大切なことです。しかし、自分が描いたとおりに進まないこともあるかもしれません。保護者の思いとすれば、できれば転ばないほうがいいのでしょうが、転ぶこともあるのです。むしろ「転ばない人生は無い」といってもいいくらいです。

 転びの体験も人それぞれですし、転んだ体験から起こる怪我の程度もそれぞれでしょう。しかし、その怪我の体験は、決して無駄にはなりません。転んだ経験は、きっとどこかで役に立つことがあるからです。怪我をしなかった方にはわからない苦労をすることもありますし、復帰するまでには大変な努力が必要になることもあるでしょう。転んだ体験から、たくさんのことを学ぶことがあります。だから、無駄な転びなどないのです。

 また、桜梅桃李(おうばいとうり)ということわざがあります。桜、梅、桃、李(すもも)は、花の形や色、香りも異なって、それぞれにみごとな花が咲いているということ。つまり、「人もそれぞれに個性が違うのだから、それぞれに咲いていい」ということです。保護者の皆さんをはじめ、子どもの教育に携わる方々は、子どもたちが他人の真似をして同じように咲くことなど考えず、与えられた環境で自分なりの花を咲かせるようにしっかり導いていくことが大切だと思います。

 子どもたちは、将来のいろいろな可能性を秘めています。自分にとっては世界に1つしかない人生ですし、周りの人たちも世界に1つしかない人生の持ち主なのです。家庭教育を通して、子どもたちに「自分がされていやなことを他人にしない」「お互いの気持ちを大切にする」など、社会のルールやマナーをしっかり教えてあげることが大切なのです。   
 

 

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