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「考えてみる」

2006年10月20日

学校から.JPG

木曜日、夕方5時少し前。
鳥のように、歌を口ずさみながら小5の娘が学校から帰ってくる。
ご機嫌のようだ!
今日は、なにやらコトがスムーズに運んでいるような…。
おや、今日は友達と遊ぶ約束をしていないんだ。
へえー、どうしたんだろうという感じの私。

さて、10月はじめ、運動会が終わったと思ったら、
11月に学年のバスケットボール大会があるらしく、
毎日朝、昼休み、放課後と、各クラス練習で忙しいようです。
いつも体操服で帰ってきたりしています。
すっかり、アクティブモードの娘。
5時に帰ってきても、近くの友達と遊ぶ約束をしていて、6時までの1時間遊ん
でいます。
時々、娘の部屋で遊んだりしていますが、それはそれは楽しそうです。
まあ、それはいいのですが、7時頃の夕食までには1時間はあるというのに、
宿題は後回しで、パソコンで遊んだり、マンガを読んだりとだらだらしているこ
とも。

そんな時は、私もついがみがみと言ってしまいます。
最近どこかで、似たようなことを聞きました…。
「いつまでも遊んでいる子は、お母さんががみがみ言うまでやってますよ」と。
どきっ!としました。そっ、そうなんです。
自分で考えて行動できていないんです。
言われるまでとか、言われないと動かない…ちょっと、冷や汗がでました。
このままではいけないなと、内心思いつつ…。
そんな娘に変化が訪れました。自分の帰宅後のスケジュールを立てたことです。

その訳は…。
よくある算数と漢字のミニテストの結果を見せてもらうと、漢字テストが100
点満点の60点。
4つ間違えていた。「えええっー」と嘆くと、「でも、算数は100点だったよ
」と娘。

おお、低学年の時は苦手だった算数が100点か、最近は算数の方がいいようで
す。
それはそれでうれしいことなので、「よかったね」と、でも、漢字が…。
久しぶりに娘の勉強に付き合う。(みなさん、どうしているのかな?私は手を抜
き過ぎ?)
ふたりで書けなかった漢字について考えてみる。
意味を間違えて、違う漢字を書いていたりする。間違った漢字を1行づつ書いて
みる。

娘は、自分の間違いに納得して、覚えてくれたようです。ほっ。

小学生でも低学年のうちからけっこう難しい漢字が出てきます。
高学年となるとますます難しくなるし、覚えるのも大変。
正直大人の私でも覚えられる自信がないのですが。脳が退化しています。
でも、そこで強気に出る私。
「お母さんが小学生の頃、毎日漢字1pは書いていたよ」というと、
「すごいな…」と思ったような娘の顔。
もしかしたらみんな当たり前のように自主的にしているかもしれない。
うちはこんなんでいいのだろうかと、私自身も不安になるけど…。
まあ、毎日楽しそうに学校に行っているので、それだけで十分と、
どこか開き直っているようなところもある私。

振り返れば早いもので、小学5年生。高学年です。
4年生あたりから、塾だの家庭教師だの通信教育だの、どこで調べたのか
営業の電話やダイレクトメールが送られてきています。
みなさん、塾とか通ってお勉強しているのかな。
でも、「絶対塾は行きたくない!」と言っていたのに、「塾いこっかな〜。この
ままじゃ…」

という娘のどこか他力本願的なフレーズにびびっとくる私。
あんなに嫌がっていたのに。よっぽど漢字の60点が気になったのか。
いやいや本人はそれほど気にしていなかったのに、私が反応しすぎたせいか。

そこでまた、話し合う。
「このまま、塾に行ったとしても忙しくなるだけかもしれないよ。」
「今の時間の過ごし方をどうしたらいいか考えてみたら?」
「家で決まった時間にじっくりと、宿題をして、予習復習をするだけでも違うん
じゃない?」
などとアドバイス。
あああっ、何十年前の私にも聞かせてやりたい!でも、今の私にも通じるものが。
自分のことは棚に上げて…。

その夜、娘はなにやら遅くまで机に向かっている。
なんと、イラスト付で書いた一枚の紙をドアに張っている!

「学校から帰ってきたらすること」
1、手あらい、うがい
2、れんらく帳を見せる
3、給食ぶくろを出す
4、宿題をする
5、遊ぶ
6、お手伝い
その下にかわいいイラストを描いていました。(ううん、よく描けているな…)
最後に「守れたらこのボタンにふれよう」と書かれ、プラスチックのシールが張
っていました。

すごい、「自分で考え、実行!」母は感激しました。
でも、それ以上に感激したのは、色鉛筆で文字とかイラストをグラデーションに
してかき、その色使いが私好みでいい感じだし、なんだか楽しそうにかいてい
るのが伝わってきました。
そして、最後にボタンが付いていて、お楽しみを忘れていないところに遊びのセ
ンスを感じたり。
勉強よりも娘には別な才能?があるような…そのことの方に感激してしまいまし
た。
あまり勉強勉強と言わない方がいいような。
娘の遊び心や無邪気なところも大切に見てあげたいな。
まあ、経験上、私自身勉強に関して大きなことは言えません。
勉強も大事、生きることも大事、健康も大事、楽しむことも大事…いろんな大事
を感じられる力を
付けてくれたらいいな。

(小太りひつじ)

投稿者 Kosodate : 2006年10月20日 02:03

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