ふくおか子育てパーク

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第4話「親の想い、子の想い」

2008年04月26日

itutubadesu.jpgどうも、ドタバタかあちゃんです。学校も幼稚園も落ち着いてきてホッと一息…

今回はこどもの習い事などについて、我が家のお話をしたいと思います。

子育てしてると時々(…というか結構な頻度で)
「違うよーそうじゃないんだヨォーお母ちゃんはこうして欲しいと思ってんだよぉ」
…となることありませんか?
自分自身がそうだったように、私の息子たちも当然見事に親の「理想」を裏切ります(笑)

長男は一年生秋からミニバスケチームに所属しておりますが、技術的な延び幅が低いというか…成長がゆっくりというか…

身長は四年生にしては割と高い方でそれを生かしたらいいんじゃないか…と思うけど…
週三回休まず通うだけでも本当は褒めて励ましてやるべきだろうけど…

なんというか…

少し出来てくると親の「欲」がメキメキ出てくるわけです。

休まず行く→練習を真面目にする→自宅でも練習する→試合で活躍する(親がうっとり…)…のような図式ですね…
親の理想と希望ですね…
(完全な自己満足?)

彼は「練習を真面目にする」で止まってます。
いや、それすら遊びの延長のギリギリの崖っぷちな感じです。

選抜チームでもない普通〜のミニバスケだから、それでもよいのだろうけど「やるからには勝って欲しい!強くなって欲しい!」とついつい親の方の欲が出てくる。

休みの日にちょっと自宅で練習したら上手になるのになぁ…と思うけど、お友達とするサッカーや野球に夢中…(本当はそれが幸せですね)

クラブの保護者が長男に「もう少し練習したら上手になるよ」などと言ってくれたりするんですが、なかなか腰が重い感じでして。

試合中になると親の方が「ミスするなぁ〜シュート入れてくれぇぇ」と応援しながらドッキドキ…手が汗でびっしょり。

本人はニコニコで競争心や向上心にあまり縁がないタイプ。
夫も私もバスケ経験者である為に余計に「出来ない部分」が目立ちます。

他のスポーツもそうですが、バスケは経験のスポーツ。
繰り返し繰り返し行い、積み重ねれば出来る技術が沢山あります。
こどもだから当たり前ですが、派手な事や楽しい事には一生懸命だけど、地味なドリブル練習やボール触りには興味がわかない様子…
残念!!って感じるのは親の私たちだけのようです。
やる気というのは「楽しい、好きだ」という気持ちを土台にして内側から込み上げてくるもの…親がいくら頑張ってはっぱかけてお尻叩いてもスポ根漫画のようにはいきません。

ちょっと離れるかもしれないけど「這えば立て立てば歩めの親心」で何か出来たら次をついつい期待して要求水準がほんの少しずつアップしているような…

「元気でいてくれたらいい」が「お友達が沢山出来たらいいなぁ」とか「勉強やスポーツが出来たらいいな」とか「挨拶をハキハキ出来たらいいな」とか色々な希望が付加されていくわけです。
大切なのは今、懸命に生きている我が子の素敵な部分を沢山さがして、親として「これだけは」と思う事だけを根気よく伝えていくことなのかな?

そんな風に夫婦で半分諦めに似たような話し合いしてる横から…
「お母さん〜友達と野球するからバットとかグローブとかボールとかお年玉で買おうかな?いくらくらいかな!!」


バスケじゃなく野球かいっ!!
…とツッコミ入れたくなる今日この頃…
週末の練習試合どうなることやら…トホホ…
親の方が必死なのが笑えます。なので、あまり考えないことにしました。

話しは変わって…

世間の大不況の波に乗った上に、息子たちは驚くほどよく食べる…我が家のエンゲル係数は上がる一方!!
「これはヤバイ!働かなくては」と早速職安へ行ったのが約二年前です…

資格も取ったし出来れば福祉関係へ…とインターネットの案内にも気をつけて、探し始めて約一ヶ月…

「をををを〜これはいい!」という求人を発見!

即お仕事紹介所に電話を入れて、夏休み中だったので暴れん坊将軍三人引き連れて相談に行きました。
時期がちょうど中途半端で募集も少なく、「すぐにでも面接を…」との有り難いお話に加え、お仕事紹介所の担当が「以前その求人のところで働いていた。子育て経験もあるし、仕事の経験もあるなら大丈夫!私からも話しておくから」とまたまた有り難い言葉☆
採用が決まり、七年ぶりにお仕事を始めました。
色々な事が「お久しぶり」の状態、バタバタと夜ご飯やお弁当を作り「いざ!」という感じで出勤します。
夜勤専門なので昼間はこどもたちと一緒に過ごせるし、ボランティアにも出れる。私が居ないことでこどもたちも少しずつ自分で出来る事が増えて、時間が限られた事で生活にもメリハリが出来ました。
私が居ない間は夫と私の親でしっかり息子たちを見てくれます。特に三男は私が居たらべったり甘えん坊だったのがいろんな事に挑戦するようになりました。

夜勤ということで「夜出るなんて、こどもがかわいそう」とたまに言われる事もあるけど、これが我が家のスタイル…

息子たちは「お母さんがお昼いてくれて、参観日に来てくれるならいい」と割り切っているし。

そんなこんなで仕事を始めて一年半は勤務中に息子たちが病気になることもなく(何故か私の休みの日に体調不良)ちょっと調子にのってた私…

先日、三男がまさかの「入院」!!!!

結局は麻疹でしたが、最初は原因が解らず、そんな状態まで気がつかなかった自分を責めて病院で泣いてしまいました。
ちょうど春休みと重なり、身内、友人の手を借りてなんとか一週間の入院で上の子たちも不自由はなく過ごせました。
もちろん仕事は交代してもらい、息子にしっかり付き添えました。

入院中に心配して何度もメールをくれた友人たちに感謝♪

最近流行りの物まねレスラーの言葉ではないですが…「元気が1番、元気があればなんでも出来る」を実感しました。
三男は入院から赤ちゃん返りをしだして、以前は仕事に行く前に泣いた事がなかったのに号泣…
次男もずっと離れていて我慢していたせいで気がつくとひっつきムシになってました。

私が気がつかなかっただけでこどもたちもだいぶん頑張ってくれてるなぁ…と感じました。

私は健康で周りにお手伝いしてくださる方も多かったので、気がつかない事が沢山あったと反省しました。
立場が変わると色々な事が見えてくるもの。
小学生の息子を持ち始めて「小学生の親の悩み」を知り、仕事をして「仕事をしているお母さんの大変さ」を知り、入院して「入院の大変さ」を知りました。

日々の色々な出来事、自分自身の立場だけでなく多面的に捉えて感じる事が大切だなぁ…と思いました。

そんなこんな考えながら、またこれからも親子で噛み合わない日々(笑)が続きそうですが…

10回に1回くらいは「親の想い」でなく「子の想い」も考えてみようかな?

(ドタバタかあちゃん)

投稿者 Kosodate : 2008年04月26日 09:30

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