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第2回 異国に嫁いだ嫁に救世主あらわる!〜「とられるやろ?」〜

2008年09月13日

  前回の続きを書き続けると暗くなるばかり、、、
今回は「たまにはいいこともあったのだ」について語ります。

omotya.gif 長女8ヶ月の時、町の広報誌から子育てグループの見だしを見つけた。子供が生まれてもこの町に友達がいない私には、外に出ることも億劫だった。でも、このグループのことが気になって初めてわが子を連れて定例会に参加した。その日は「おもちゃの選び方」についてだった。木のおもちゃの大切さやおもちゃの与え方、積み木の意味などのとてもためになる講話を聞いた。その会を運営しているママの中に私に話しかけてくれるMさんがいた。いろいろ話しを聞いていると、同居しながら、嫁姑の問題も抱えていることなどがわかった。そして、私も、同居していることを伝えると「とられるやろ?」といわれた。その一言が私の心のダーツの真ん中にピターッときた感じだった。それから、ぽろぽろと涙が落ちてきて、はじめてあったMさんの前で泣き出してしまった。Mさんにも同じ経験があり、私の気持ちに共感してくれた。その場ではあまり詳しいことまで話せずに終わったので、Mさんは心配して連絡先を教えてくれた。それから、子育てグループに入会していろいろな友達ができた。同居の悩みを抱えるママは私の周りたくさんいることがわかると、安心した。私の場合は子育ての悩みより同居の悩みの方が大きかった。同居がうまくいっている人や核家族の方々にこの手の話をしてもわかってはもらえない。でも、同じ悩みを持つもの同士が集まって愚痴を言い合うだけで、それなりにストレスを発散するいい場となった。

 私の子育てグループとのかかわりは、この長女の時から足かけ8年になる。その間、二人目を出産し、育休が終わるころまた、三人目を妊娠。私は育休3年とれることを利用して、5年間とり続けた。その前の長女の育休明けからわずか半年後のことなので、7年ほど育休をとっていた計算になる(昨年春に仕事復帰)。3年育休をとる人も珍しい時期に私は積極的に活用させていただき、我が子との時間を有効に使わせてもらった。この5年間の間に乳幼児を中心とした子育てグループを友人と共同で立ち上げ、行政からの援助を受けながらいろいろな活動やイベントを繰り広げた。その間、3姉妹を一人はおんぶ、一人はだっこ、一人は手を引き、北は小倉から南は大野城まで走り回り、いろいろな講演会に参加し、子育てグループと一緒に親子共々楽しんだ。

 この育休中にいろいろな人と巡り会うことができ、自分自身の人間の器としての小ささを目の当たりにした。そして、何より三人目を産んだころから、義母とのもめ事も少なくなり、表面上ではうまくいっている雰囲気を漂わせていた。
 同居ノイローゼも育児ノイローゼも友人ができたこと、横とのつながりが増えたこと、外に頻繁に出るようになって解消されたと言っても過言ではない。
 しかも、その人たちとのつながりは仕事復帰後もおつきあいが続いており、その当時を振り返る仲間ができたことがうれしい。子どもがいてくれたおかげでできた人とのつながりだが、今では一人の友人としてつきあってもらっていることが私にとって大切な財産になっている。

第3回目は「私の出産って?」について語ります。 

      (親バカんなの母)

投稿者 Kosodate : 2008年09月13日 10:42

コメント

良かったですね!素敵な出会いがあって!!
お仕事に逃げず、お子さんを通じて外の世界に出られたこと、すばらしいと思います。
育休を長く取れば、ご家庭に入られる時間も増えるでしょうに・・・。

私は実家が程よく離れた、核家族で気ままに過ごす長男の嫁です。
義母が嫁姑でかなり苦労されて、逆に私にとてもよくしてくださるので、とても幸せです。
義母がいなくなっちゃうと、義父との嫁舅問題に苦労しそうですが。
「お義母さん、長生きして!!」と願ってます。

親バカんなの母さん、お子さん3人いて、お仕事されて、活動もなさっていて、ご自身のお身体大事にされてくださいね。
次回のお話、楽しみにしています。

投稿者 はる : 2008年09月16日 12:22



はるさんへ

はじめまして、親バカんなの母です。コメントありがとうございます。とってもうれしいです。

しかも、激励の言葉ありがたいです。

はるさんが言われるように嫁姑の問題も舅の関係もどちらもほどよい距離というのがあるように思います。

私の場合はその距離が近すぎたのかも・・・・

ここには載せられないほどつらい出来事がありすぎました。

でも、井の中の蛙大海を知らずではありませんが、外の世界に自分の身を投じてみて初めてわかることがたくさんです。

はるさんも子育て楽しんでやってくださいね。

            親バカんなの母でした。

投稿者 親バカんなの母 : 2008年09月17日 22:53



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