ふくおか子育てパーク

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第2話 娘たちの葛藤と成長と、母として

2010年06月08日

小学6年生に進級するすこし前、長女が習い事を始めたいといってきました。
やさしく穏やかな彼女が選んだのは「剣道」。
しかも、町内ではなく隣の市。
同じ学校のお友達も二人を除いていない。

彼女は、「○○君のお姉ちゃん」や「双子の○○ちゃん」といった自分を説明する
時にくっついてくる余計なところをのぞいた「自分」と向き合いたかったのかな・・・

かたくなに弟たちや双子の妹が、自分の練習も試合も見にくるのを拒んでいました。
ママには見てほしいけど、妹弟がくるなら来ないでって。
週に3日、夜の練習で親が送迎しなきゃいけないのに、私はペーパードライバー(筋金入りの!)
息子たちの食事とお風呂の時間で、どう頑張っても剣道の親の当番も
引き受けられないからオーケーは出せない。
その道場に二人だけいる同じ学校のお友達が、キャンプにも一緒に行く家族で、
家も近くなので、送迎はするから心配しないでって言ってくれたけれど、
そう簡単にじゃぁおねがい!とは言えないでしょう・・・

何度も長女と話し合い、今でも事あるごとに確認しあいながら
いくつかしっかり約束して「剣道」をはじめることになりました。

そうすると彼女はくすぶっていたものがはがれたのか、担任の先生も
驚くような嬉しい変化がありました。
自分に自信がつき、発言の内容や顔の表情、休み時間の過ごし方など
生活全般にわたって良い変化があったのだとか。

放課後の過ごし方も変わり、短時間で集中して勉強し成績も上がる。
すべてが良い方向に回り始めた・・・という感じでした。


次女はというと・・・・小さいころから思いがあふれる彼女。
良いムードも、悪く冷たいムードも作ってしまう「ムードメーカー」。
良くも悪くも遠慮しないので、はっきり物を言い弟や家族とも衝突しっぱなし。
もう少し要領よくなれんかいな・・・と思うこともしばしば。
これまでは自己主張してくるのは次女!のような雰囲気だったんです。

それがこの長女の変化に一番に反応したのはやっぱり次女でした。
直接長女に対して、ではなく私に対してなんですね。

自信がついて輝いている双子の姉、それに比べて自分はやりたいこともない、
勉強も面白くないし分からないことだらけ、このまま中学生なって大丈夫・・・?

そんなうつうつとした思いを抱えていたようでした。
何かあるとすぐに「私は勉強できんし、馬鹿やけん」って口癖になっていました。
長女が剣道の練習にいっている間はずっと台所の私の横にいたがるんですね。
「ママ、助かった?私がいてよかったやろう♪」って。

エピソードを一つお話ししましょう。

きっかけは忘れましたが、長女と次女がけんかして仲裁にパパが入って
泣きながら話す娘二人と解決するまで数時間。
こういうときは、異性の親がいいと思います。
次女は「ママと家を出て行くから、家族がいなくても良い」・・・・って。
いや・・ママは出て行かんし・・・
このほかにも、週末引きこもりもありました。


娘たちがいつも言います。
「ママが足らない」って。
ママの全部で私を見て、しゃべって、ぎゅーってしてって。
ママの1/4ずつではなく、ママの全部を自分に向けて!!


小学校の卒業式を終えて、昼間時間のある彼女たちと沢山話をしました。
毎日毎日内容は同じことなのに、不安を口にする彼女たちの心にしみこむまでずっと
いろんなことを同じようなことを言い続けました。
「あなたたちは大丈夫よ。パパとママの自慢の大好きな娘たちよ。
あなたたちが毎日頑張っていること、ちゃんと見てるよ。」
「馬鹿じゃないよ。テストで0点でも、良いの。100点もらって
そのテストのことを忘れるより、苦手なところを確認して
しっかり復習できることのほうが大事なんだから。」

二人を交互に抱きしめながら、また二人を一緒に抱きしめながら何度も話しました。
彼女たちは私にこういってくれました。
「こんな大変な4人の子供たちや家族だから、このママなら大丈夫って神様が思って、
ママのところに生まれさせたったい。」

中学生になってすぐに私の身長も追い越してしまったのに、今でも朝起きてきて
ぎゅーってします。
ママからほっぺたをなでられると幸せ〜〜なんですって。
娘たちと恋話もします(笑)
ママの元彼って誰〜〜〜?ですって。モトカレって・・・・(-_-;A
私の反抗期っていつ来るのかな〜〜?とも言っていました(笑)

中学生になってぐんと大人びた娘たち。
どの時代にも難しい中学生という人生の一時期で、有意義な時間を過ごしてほしいと
思っています。


娘たちの中学入学と同時期に特別支援学校への転校をきめた息子たち。
息子たちの明確な意思はないけれども、どうしてそうなったのか。
次回はそこのところをお話しますね。

投稿者 Kosodate : 2010年06月08日 10:00

コメント

こんにちは!わが家の娘も中学生・・・

部活に入る!と言って、入部したものの、なぜだか最近行きたがらなくて・・・
今回のコラムを読んでいて、その理由がわかったような気がしました。
私もパパも、「頑張れ!」の一点張りで、娘の気持ちの帰ってくるところがなかったのかな〜〜
頑張らなきゃダメな子・・・って、頑張らない子はダメな子ってもしかしたら、プレッシャーだったのかも・・・って思いました。
そうですよね。
毎日、頑張ってることを見てあげるママとパパとでありたいな〜と思います。
ありがとうございました!

投稿者 あかね : 2010年06月14日 10:40



あかねさん、こんにちは^^

こちらこそ、ありがとうございます。
同年代の娘さんがいて、こういうことに共感していただけたら、私も嬉しいです。

多分すごく頑張っているんですよね。
そこにまだ 頑張れって言われたらやっぱりきつい・・・。
試合に出て活躍するよりも、毎日ヘタでも良いから練習を続けたってことが大事だと思うし、ママはそっちのほうがすごいことって話しています。

試合に出れなくても良いの?ってきくので、
試合に出たならきっと応援にも行くし、嬉しいけれど、選ばれる競争や試合の勝ち負けより、ヘタでもきつくても継続できたことが、いつか自分の自信になるから、ママはそっちを沢山褒めたいよって話してます。

子供も大人もとっても頑張っているんですよね。
読んでくださってありがとうございます。
一緒に頑張りましょうね〜〜〜(*^0^*)/

投稿者 twinxtwin-mama : 2010年06月14日 12:35



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